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【経済】香港大富豪李嘉誠氏:中国売り加速、英国重視姿勢変わらず


香港の大富豪である李嘉誠氏が再び中国資産を売却している。国内メディアによると、李氏が率いる長実地産はこのほど、上海市中心部に位置する陸家嘴・世紀匯広場という商業ビルを200億元(約3000億円)で売却契約を結んだという。引き受け先は保険大手やファンドで組成したコンソーシアムだとも報じられた。

長実地産は2015年から香港の資産を処分し始めたと同時に、中国資産の売却も進めていた。また、中国本土における用地入札は数年前からほとんど参加していなかったという。これとは対照的に、英国で電力や天然ガス、交通、小売り部門などに対する投資を加速している。英国の欧州連合(EU)離脱が決定された後、李氏が率いる長和実業や長江基建などの時価総額は約1000億HKドル(約1兆3460億円)も目減りしたものの、英国重視の姿勢は継続している。

《ZN》

 提供:フィスコ

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