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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ユアテック、大京、オリックス

ユアテック <日足> 「株探」多機能チャートより
■ユアテック <1934>  707円  +80 円 (+12.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率2位
 ユアテック<1934>が続急伸。同社は東北電力系の電気工事会社で足もとの業績はビル建築など高水準の民間需要を背景に好調を維持、26日取引終了後に発表した17年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算では売上高が1017億4000万円(前年同期比4.0%増)、営業利益は48億8500万円(同6.5%増)と増収増益だった。また、年間配当を従来予想の12円から8円増額し20円に増額、前期比でも5円の増配となることから、これを評価する買いが集中した格好だ。

■大京 <8840>  220円  +22 円 (+11.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率3位
 26日、大京 <8840> が発行済み株式数(自社株を除く)の8.33%にあたる7000万株(金額で100億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は10月27日から17年10月26日まで。また、2021年3月期に営業利益280億円以上(16年3月期は183億円)、ROE9%(同7.8%)を目標とする中期経営計画を策定したことも支援材料。

■オリックス <8591>  1,626.5円  +131 円 (+8.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 26日、オリックス <8591> が発行済み株式数(自社株を除く)の2.97%にあたる3900万株(金額で500億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は10月27日から17年3月31日まで。同時に発表した17年3月期上期(4-9月)の連結税引き前利益が前年同期比12.6%減の2192億円に減少したが売り材料視されなかった。

■デジタルアーツ <2326>  2,784円  +116 円 (+4.4%)  11:30現在
 デジタルアーツ<2326>が大幅続伸。同社はきょう午前10時30分過ぎに、17年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結業績予想を修正。経常利益は従来見通しの6億800万円を上回り、7億6700万円(前年同期比53.7%増)になったようだと発表した。売上高予想も22億2200万円から24億2000万円(同25.1%増)に増額修正。総務省が求めている自治体情報セキュリティー対策の抜本的強化に関する指針を受け、公共向けに主力製品の「i-FILTER(またはD-SPA)」や「m-FILTER」に対する需要が拡大し、案件の獲得が順調に進んだことが業績を押し上げるという。なお、第2四半期決算は、改めてきょう発表する予定。通期業績予想については、現在精査中としている。

■日本空港ビルデング <9706>  4,115円  +165 円 (+4.2%)  11:30現在
 日本空港ビルデング<9706>が大幅反発。同社は26日の取引終了後、17年3月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を2210億円から2029億円(前期比0.6%減)へ、営業利益を129億円から88億円(同22.1%減)へ、純利益を111億円から72億円(同18.8%減)へ下方修正した。株価はこれをうけて寄り付きで前日比70円安の3880円まで売られたが、その後は戻す動きとなっている。前年下期から続く「爆買い」沈静化の傾向が予想以上に大きく国際線の商品売上における購買単価が予想以上に減少、市中免税店も当初計画を大きく下回っているが、「爆買い」沈静化の影響は織り込まれているようだ。

■サンバイオ <4592>  1,465円  +55 円 (+3.9%)  11:30現在
 サンバイオ<4592>が続伸。26日の取引終了後、神経系疾患を対象に日米で開発を進めている再生細胞薬SB623の外傷性脳損傷を対象とした第2相臨床試験について、国内で最初の被験者の組み入れを開始したと発表しており、研究開発の進捗に対する期待感から買われているようだ。同試験は、他家由来の間葉系幹細胞を使った再生細胞薬としては世界初の外傷性脳損傷を対象としたグローバル臨床試験。外傷性脳損傷を受傷後12カ月以上が経過した慢性期の運動障害をもつ患者を対象に、同剤の有効性や安全性、忍容性について評価を行うのが目的としている。なお、同試験は、日米合計で約30カ所の医療機関で実施される予定で、米国では既に今年7月に最初の被験者の組み入れを実施しており、被験者数は日米合わせて52人に達する見込みとしている。

■滋賀銀行 <8366>  546円  +19 円 (+3.6%)  11:30現在
 26日、滋賀銀行 <8366> が17年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の80億円→122億円に52.5%上方修正。従来の33.3%減益予想から一転して1.7%増益を見込み、2期連続で上期の過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。与信関係費用が想定を下回ったことや、株式関係損益が想定を上回ったことが利益を押し上げた。なお、通期の経常利益は従来予想の150億円(前期は225億円)を据え置いた。

■雪印メグミルク <2270>  3,710円  +95 円 (+2.6%)  11:30現在
 雪印メグミルク<2270>が続伸。25日移動平均線を足場に上昇トレンドを継続し3700円台を回復、年初来高値3835円を視界に入れてきた。東海東京調査センターが同社株のレーティングを「アウトパフォーム」目標株価4890円で新規カバレッジ、これが株高を後押ししている。同社の17年3月期は14年5月に策定した中期経営計画の最終年度で、経営目標指標として、営業利益130~150億円、EBITDA(=営業利益+減価償却費)310~330 億円の水準を示している。そのなか、25日に会社側は17年3月期上半期および通期計画の上方修正を発表。同調査センターでは、既に16年4~6月期決算において、チーズ、ヨーグルトといった高付加価値商品が貢献して会社計画に対する進捗率も高かったことから、中期経営計画の目標数値も達成可能と考える、としている。

■アドバンテスト <6857>  1,396円  +22 円 (+1.6%)  11:30現在
 26日、アドバンテスト <6857> が17年3月期の連結税引き前利益を従来予想の115億円→153億円に33.0%上方修正。従来の2.3%減益予想から一転して30.0%増益見通しとなったことが買い材料。利益率の高い半導体試験装置などの売上構成比率が上昇し、採算が改善する。業績上振れに伴い、従来未定としていた今期の年間配当は22円(前期は20円)実施する方針としたことも支援材料。

■伊藤忠食品 <2692>  4,180円  +30 円 (+0.7%)  11:30現在
 伊藤忠食品<2692>は堅調。同社は26日取引終了後、17年3月期の第2四半期累計(4~9月)連結業績予想の修正を発表。売上高は3200億円(前年同期比2.5%減)で据え置いたが営業利益を10億円から14億円(前年同期比10.1%減)へ、純利益を10億円から14億円(同17.7%増)へ上方修正した。コスト圧縮に加え、一部費用の発生が第3四半期以降にずれたこと、貸倒懸念債権額の減少により引当金の戻入益を計上したことなどが利益を押し上げている。

■モリタホールディングス <6455>  1,495円  +10 円 (+0.7%)  11:30現在
 26日、モリタホールディングス <6455> が17年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の14億円→20.5億円に46.4%上方修正。従来の23.6%減益予想から一転して11.8%増益を見込み、3期連続で上期の過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。主力の消防車輌の受注が伸び、売上が計画を上回ったことが寄与。特殊車輌など高付加価値品の出荷が前倒しとなったことも上振れに貢献した。

■住友金属鉱山 <5713>  1,352円  +2 円 (+0.2%)  11:30現在
 住友金属鉱山<5713>が続伸。26日の取引終了後、車載用二次電池の需要拡大に対応するために、二次電池用正極材料であるニッケル酸リチウムの生産設備の追加増強投資を行うと発表しており、業績への寄与を期待した買いが入っている。同社では、パナソニック<6752>と共同で高性能ニッケル酸リチウムを開発しているが、次世代自動車の普及を背景にしたパナソニックのリチウムイオン二次電池の生産拡大に伴い、磯浦工場(愛媛県新居浜市)と播磨事業所(兵庫県・播磨町)の生産設備を増強し、生産能力を現在の月間1850トンから3550トンに引き上げる。設備投資額は総額で約180億円となる予定で、18年1月の完成を予定している。

●ストップ高銘柄
 メディア工房 <3815>  687円  +100 円 (+17.0%) ストップ高   11:30現在
 など、1銘柄

●ストップ安銘柄
 サハダイヤモンド <9898>  1円  0 円 (0.0%) ストップ安   11:30現在
 など、1銘柄

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