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【経済】米経済成長のさらなる加速は期待薄か


 26日発表された9月米前渡し商品貿易収支は-561億ドルとなっており、赤字幅は市場予想の-605億ドルを下回った。この結果、7-9月期米国内総生産(GDP)の伸びは従来予想の前期比年率+2.5%を上回る可能性が浮上している。

 27日発表の9月耐久財受注でGDP算出に使用されるコア資本財の出荷は+0.3%と予想されており、8月実績の-0.1%からプラスに転じる見込み。コア資本財の出荷は今年5月から8月まで4カ月連続で減少したが、9月時点でプラス転換が予想されており、GDP成長にもある程度寄与する見込み。

 ただし、市場関係者の間からは「企業設備投資の大幅な増加は当面期待できない」との声が聞かれている。7-9月期のGDP成長率が市場予想を上回った場合、利上げ期待につれてドル買いが強まる可能性があるが、米経済成長が来年にかけて加速するとの見方は少ないようだ。
《MK》

 提供:フィスコ

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