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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 17,300円~17,600円。

 米ダウ平均は、ハイテク大手のアップルが減収減益と、原油価格の下落を嫌気し100ドル以上下落する場面も見られたが、米航空機大手ボーイングの業績上方修正を手掛かりに下落幅を縮小し、小幅ながらも反発して取引を終了。その影響でシカゴ日経先物も、大証の終値に比べ(日中比)5円高と、僅かな値上がりに留まって取引を終えていることから、東京市場の朝方は売り買い拮抗から前日の終値水準での取引開始となりそうだ。

 一巡後は、米9月前渡商品貿易収支の赤字幅が予想を下回ったことを材料に、NY時間でドルが104円台半ば買われるなど、円安基調が強まっていることから、日本の取引時間中に105円台を試すような場面が見られるようなら、メリットの大きい輸出関連株を中心に堅調な取引が想定され、指数は底堅い動きとなることが推測される。

 ただ、連日の値上がりで短期的な過熱感を警戒するレベルまで上昇してきたことや、NY株式市場の上値が重い点は気掛かりなことから、17,500円を回復するようであれば、達成感による利食い売り調整には十分注意したい局面である。

 テクニカル的には、下値は引き続き1週間の平均値である5日移動平均線(17,277円)、他亜聖がサポートラインとなり、上値は17,500円~17,600円あたりが目安となりそうだ。

 新興市場のジャスダック平均は、ボリンジャーバンドの+2σ(2,607ポイント)が目先の上値抵抗線で、ボリンジャーバンドの+1σ(2,575ポイント)が下値支持線となりそうで、マザーズ指数は、一目均衡表の雲の中で推移していることから、上値は上限の先行スパン2(946ポイント)が上値メドで、下値は下限の先行スパン1(934ポイント)が目先の下値メドとなるだろう。

 本日の予想レンジ 17,300円~17,600円。(ストック・データバンク 編集部)

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