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【市況】27日の株式相場見通し=買い気強く堅調、円安傾向を好感

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 27日の東京株式市場は、東証1部の騰落レシオ25日平均が145%台(26日)と引き続き過熱水準で推移しており、利益確定売りの出やすい地合いとなる。ただ、外国為替市場で1ドル=104円台後半と円安・ドル安傾向が持続していることや、決算発表の内容で好業績銘柄に対する反応が良好なことから、買い意欲が持続しそうだ。27日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=104円60銭台と、円安・ドル高が進行している。

 26日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比30.06ドル高の1万8199.33ドルと反発した。朝方は、石油輸出機構(OPEC)による減産協議の不透明感を受け、米原油先物価格が3週間ぶりの安値をつけたことなどから資源関連銘柄を中心に売りが先行し、NYダウ平均株価は一時、前日比100ドルを超える下げとなった。ただ、午後になって7~9月期決算と業績見通しの上方修正を発表した航空機大手のボーイングが大幅上昇したことがダウ平均株価を押し上げた。ナスダック総合株価指数は、前日比33.131ポイント安の5250.268と続落した。

 日程面では、アドネットワークなどインターネット広告サービス事業を手掛けるアイモバイル<6535>が東証マザーズ市場に新規上場する。このほかに、財務省が寄り付き前に発表する対外・対内証券売買契約に注目。海外では英7~9月期GDP速報値、米9月の耐久財受注が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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