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【市況】決算中心だがテーマ株の修正リバウンドも意識か【クロージング】

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

26日の日経平均は小幅に続伸。26.59円高の17391.84円(出来高概算15億8000万株)で取引を終えている。日米決算発表が本格化するなか、米アップルの時間外の弱い値動きを受けて、利食い先行で始まった。原油相場が節目の50ドルを下回っていたことも、利食いに向かわせる一因に。しかし、底堅さが意識されるなか、一時17300円を下回る局面もみられたが、その後は下げ幅を縮めている。午後には日銀のETF買い入れによる需給要因も下支えとなるなか、プラス圏をキープ。

ファーストリテ<9983>が日経平均の重しとなったが、本日は中小型株が相対的に堅調だったこともあり、東証1部の値上がり数は6割を超えていた。セクターでは精密機器、不動産、食料品、建設、水産農林、情報通信が上昇。半面、鉱業、ゴム製品、輸送用機器、機械、保険、海運が小安い。

決算に絡んだ日替わり物色が中心となろうが、自動運転車関連への物色が強まる局面もみられていた。ZMP上場に関する噂を手掛かりに短期資金が集中していたようである。事実関係は確認出来ていないが、自動運転車は高値から大きく調整していたこともあり、値ごろ感からの買いが入りやすい面もあったであろう。

また、決算が更に本格化してくると、決算を見極めたいとする模様眺めムードがより強まりやすくなる。そうなった場合にはテーマ性のある材料株等に短期資金が向かいやすい面もあり、他のテーマ株等も動意の気配を注視しておく必要がありそうだ。

《AK》

 提供:フィスコ

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