市場ニュース

戻る
 

【市況】NY株式:ダウは53ドル安、7-9月企業決算の内容まちまち

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

25日の米国株式相場は下落。ダウ平均は53.76ドル安の18169.27、ナスダックは26.43ポイント安の5283.40で取引を終了した。朝方発表された企業決算の内容がまちまちとなり、主要企業の業績動向を見極めたいとの思惑から売りが先行。取引終了後に時価総額最大のアップルの決算が予定されており、手控える向きも多い。8月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数は市場予想を上回ったものの、相場の反応は限定的。セクター別では、家庭用品・パーソナル用品や公益事業が上昇する一方で耐久消費財・アパレルや商業・専門サービスが下落した。

事務用品などのスリーエム(MMM)は決算で通年の利益見通しを引き下げ下落。家電のワールプール(WHR)は売上・利益とも予想を下回り売られた。アパレルのアンダーアーマー(UA)も慎重な業績見通しを示し軟調推移となった。自動車のゼネラル・モーターズ(GM)は予想を上回る決算を発表したものの、欧州事業の先行きに慎重な見方を示したことが嫌気されて下落。一方で製薬のメルク(MRK)や家庭用品のプロクター&ギャンブル(PG)、航空宇宙のロッキード・マーチン(LMT)などが予想を上回る決算を発表して上昇。

マーケット終了後に携帯端末のアップル(AAPL)が発表した決算は、一株利益やiPhone販売台数は予想を上回ったものの、売上高は僅かに下振れた。10-12月期に強気の見通しを示したことが好感されているものの、時間外取引では小動きとなっている。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均