市場ニュース

戻る
 

【市況】米国株見通し:引き続き米企業決算に関心

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物 2148.00(+4.00) (18:55現在)
ナスダック100先物 4916.50(+13.75) (18:55現在)

18:55時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小じっりに推移している。

24日の米株式市場は上昇。TモバイルUSの好決算のほか、AT&Tとタイムワーナーによる企業の合併・買収(M&A)の動きを好感し、終日堅調な展開となった。ダウ平均は77.32ドル高の18223.03、ナスダックは52.43ポイント高の5309.83。

グローベックスの米株先物は、NYダウで20ドル高程度を織り込んで推移している。欧州市場はまちまちではあるが、ユーロストック、英FTSE、独DAXは小幅ながら買いが先行しており、小じっかりの展開が意識される。

引き続き市場の関心は決算となろうが、本日はキャタピラー、メルク、P&G、ロッキード・マーチン、3M、GM、スプリント、アップル、AT&T、コーニングが予定されている。とりわけ市場の関心が高いのがアップルとキャタピラー辺りになりそうである。キャタピラーについては中国の景気減速の影響や資源価格の下落などが影響するとみられるが、ある程度は織り込まれているだろう。一方のアップルについては「iPhone 7」の苦戦が一部でつたられていたこともあり、サプライズ期待が大きい。日本では「アップルペイ」が始まったが、モバイルスイカにアクセス集中で通信障害が起きるなど、「iPhone 7」の好調が窺える。

その他、大統領選については、米ネバダ州の最大紙ラスベガス・レビュー・ジャーナルは、トランプ氏を支持するとした社説を1面トップに掲載した。米メディアによると、トランプ氏支持を打ち出した有力紙は初めてであり、不安材料として警戒される可能性はありそう。NYダウは前日の上昇で上値抵抗の25日線を捉えてきているため、突破若しくは跳ね返されるといったトレンドが出やすいところである。アップルの波及効果に期待したいところではある。

《KK》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均