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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 さくらネット、日本電産、塩野義 (24日大引け後 発表分)

さくらネット <日足> 「株探」多機能チャートより

 24日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 さくらネット <3778>   ★上期経常は一転21%増益で上振れ着地
 ◆17年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比21.1%増の5億円に伸び、従来の25.7%減益予想から一転して増益で着地。仮想サーバーやクラウドサービスの利用者が大きく伸び、前年同期比10.8%の大幅増収を達成した。利益上振れは一部サービスの見直しに伴う機材費用の減少に加え、電力費が想定を下回ったことが要因。

 コア <2359>   ★上期経常を3.4倍上方修正
 ◆17年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の1.3億円→4.6億円に3.4倍上方修正。増益率が2.3%増→3.5倍に拡大する見通しとなった。通信インフラ向け組み込みソフトが伸び悩み、売上は計画を下回ったものの、利益率の高い次世代車載システムや電子テロップの受注増加で採算が改善した。生産性の向上なども利益上振れに貢献した。

 ベネ・ワン <2412> [東証2]  ★上期経常最高益予想を45%上乗せ
 ◆17年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の17.2億円→25億円に45.3%上方修正。増益率が17.0%増→70.1%増に拡大し、従来の5期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。報奨金ポイントを管理・運営するインセンティブ事業でポイント付与・交換が進み売上が伸びたほか、ヘルスケア事業で受注案件を前倒しで計上したことなども収益押し上げ要因となった。

 塩野義 <4507>   ★上期経常を一転21%増益・最高益に上方修正
 ◆17年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の330億円→420億円に27.3%上方修正。従来の5.1%減益予想から一転して20.7%増益を見込み、5期連続で上期の過去最高益を更新する見通しとなった。国内で高脂血症薬「クレストール」などの販売が好調だったほか、ロイヤルティ収入も伸びたことが寄与。費用の一部ずれ込みなどで販管費が想定を下回ったことも利益を押し上げた。

 日本電産 <6594>   ★今期税引き前の最高益予想を2%乗せ、配当も5円増額
 ◆17年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結税引き前利益は前年同期比6.7%増の662億円に伸びて着地。利益率の高い車載・産業用モーターの販売増加などで、急激な円高による収益悪化を吸収し、増益を確保した。
  併せて、通期の同利益を従来予想の1300億円→1330億円に2.3%上方修正し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。なお、下期の前提為替レートは1ドル=105円→100円、1ユーロ=115円→110円に修正した。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の80円→85円(前期は80円)に増額修正。

 日神不動 <8881>   ★上期経常を一転63%増益に上方修正
 ◆17年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の12億円→23.5億円に95.8%上方修正。従来の16.9%減益予想から一転して62.7%増益見通しとなった。マンションの販売が伸びたうえ、建設工事も順調に進み、売上が計画を上回ったことが寄与。建設資材費や人件費が想定を下回ったことも利益を押し上げた。

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