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【市況】米国株見通し:25日線での攻防見極めへ

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物 2144.25(+9.50) (18:50現在)
ナスダック100先物 4871.75(+28.50) (18:50現在)

18:50時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小じっりに推移している。

21日の米株式市場はまちまち。小幅下落して寄り付いた。ドル高で輸出企業の業績が悪化するとの見方が出たことも、相場を押し下げた。ただし、その後は企業決算や大型買収観測を受けて、下げ幅を縮小する展開となった。ダウ平均は16.64ドル安の18145.71、ナスダックは15.57ポイント高の5257.40。

グローベックスの米株先物は小じっかりに推移しており、NYダウで70ドル高程度を織り込んで推移している。欧州市場では全面買いが先行しており、ロンドンでは資源株の上昇が目立っている。NY原油先物相場は50ドル台を固める底堅い値動きをみせている。この流れから買い優勢の展開が期待される。

今週は7-9月期決算発表がヤマ場を迎える。先週の米大統領選両候補による最後の討論会では、ヒラリー氏優勢との見方に変化はなく、大きな相場の変動要因とはならなかった。大統領選挙の結果がほぼ見えてきたことで、7-9月期決算が最大の関心事項となるだろう。

テクニカル面ではNYダウは引き続き25日線での攻防が続いており、強弱感が対立しやすい状況に変わりはない。ただし、決算発表が本格化するなか、決算評価から下値の堅さも意識されやすく、次第に煮詰まり感が台頭しよう。抵抗線を明確に突破してくるかが注目されるところか。

経済イベントでは製造業PMI(10月)が予定されている。また、NY連銀総裁、セントルイス連銀総裁、シカゴ連銀総裁、パウエルFRB理事がそれぞれ講演を行う。それそれ年内利上げについては妥当と判断しており、利上げ観測が高まる可能性がある。

《KK》

 提供:フィスコ

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