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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:JAFCO、ゲンキー、アウトソシン

JAFCO <日足> 「株探」多機能チャートより
■ジャフコ <8595>  3,225円  +205 円 (+6.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 21日に決算を発表。17年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比65.0%減の52.7億円に大きく落ち込んだものの、直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の同利益は前年同期比2.2倍の24.5億円に急拡大して着地したことが好感された。
  ⇒⇒ジャフコの詳しい業績推移表を見る

■ゲンキー <2772>  5,420円  +300 円 (+5.9%)  11:30現在  東証1部 上昇率6位
 ゲンキー<2772>が8連騰。同社は北陸・東海エリアを中心に広範囲にドラッグストアを展開する。ディスカウントドラッグとして徹底的に低価格戦略にこだわり、顧客ニーズをとらえて業績は好調に推移、積極的な出店戦略が奏功している状況だ。物価上昇の流れが止まり、デフレ関連株に改めて市場の視線が向かうなかで、同社株の存在感が再び高まっている。今朝9時に発表した10月度の既存店売上高は前年同月比0.2%増と小幅ながらプラスを堅持、また全店ベースでは12.1%増と今期に入り5カ月連続で2ケタ増収を確保している。

■コロナ <5909>  1,102円  +59 円 (+5.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率8位
 21日、コロナ <5909> が17年3月期上期(4-9月)の連結経常損益を従来予想の2億円の赤字→3.2億円の黒字(前年同期は6.8億円の赤字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなったことが買い材料。ルームエアコンなどの空調機器の販売が想定より大きく伸びたことが寄与。積極的な生産対応による工場操業度の向上に加え、原価低減や経費削減で採算が改善したことも上振れに貢献した。なお、通期の経常利益は従来予想の19億円(前期は9.4億円)を据え置いた。

■北國銀行 <8363>  353円  +17 円 (+5.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率10位
 21日に業績修正を発表。17年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の80億円→122億円に52.5%上方修正し、増益率が22.3%増→86.5%増に拡大する見通しとなったことが好感された。
  ⇒⇒北國銀行の詳しい業績推移表を見る

■明星工業 <1976>  522円  +17 円 (+3.4%)  11:30現在
 明星工業<1976>が大幅反発し、年初来高値を更新。前週末21日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4~9月)連結業績について、売上高が従来予想の225億円から238億円(前年同期比13.1%増)へ、営業利益が22億5000万円から24億5000万円(同13.7%増)へ、純利益が15億円から17億円(同15.2%増)へ上振れたようだと発表しており、これを好感した買いが入っている。ボイラ事業が低調に推移したものの、建設工事事業のLNG関連工事が順調に進捗したことで売上高・利益を押し上げたとしている。

■アウトソーシング <2427>  4,090円  +110 円 (+2.8%)  11:30現在
 アウトソーシング<2427>が反発。企業の求人需要に衰えはみられず、有効求人倍率は6月に1.37倍と24年10カ月ぶりの高水準に達し、7月と8月も1.37倍と高原状態が続いている。年末に向けて、業種を問わず人材ニーズが高まる傾向があり、賃金の上昇指向も続く公算が大きい。そのなか、同社はIT業界や自動車業界向け製造ラインへの人材派遣を主力に展開、技術系の外部委託需要も取り込んでいる。16年12月期は営業利益段階で73%増益を計画しており、業績実態面から押し目買いを誘っている。

■住友林業 <1911>  1,401円  +32 円 (+2.3%)  11:30現在
 住友林業<1911>が3日続伸。21日付で三菱UFJモルガン・スタンレー証券がレーティングを「ニュートラル」から「オーバーウエート」へ、目標株価を1550円から1600円へ引き上げた。国内の住宅事業では付加価値の高い商品・サービスへ注力、山林事業、アメリカとオーストラリアの現地有力ビルダーの買収をてことした海外での住宅事業展開による高い利益成長を指摘。17年3月期は通期連結営業利益で会社側計画の460億円(前期300億9300万円)に対して従来予想の450億円から463億円へ、18年3月期は470億円から485億円へ引き上げている。

■TKC <9746>  3,020円  +63 円 (+2.1%)  11:30現在
 TKC<9746>が反発。同社は21日の取引終了後、16年9月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を560億円から577億5400万円(前の期比5.1%増)へ、営業利益を65億5000万円から76億6400万円(同13.7%増)へ、純利益を42億円から47億7800万円(同19.1%増)へ上方修正、これを好感した。前の期に引き続き会計事務所事業部や地方公共団体事業部の両部門でクラウドサービスの受注が順調に推移、地方公共団体事業部で番号制度開始により、市町村の庁内ネットワークの情報セキュリティー対策強化に関する受注が寄与している。

■福井コン <9790>  2,669円  +48 円 (+1.8%)  11:30現在
 福井コンピュータホールディングス <9790> が大幅続伸し、連日で上場来高値を更新した。21日、17年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の12億円→16.3億円に36.4%上方修正。増益率が8.0%増→47.3%増に拡大し、従来の5期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。国土交通省が建設現場でのIT活用を推進するなか、地場建設会社や測量会社向けに3D点群処理システムの販売が好調だったことが寄与。上期業績の上振れに伴い、通期の同利益も従来予想の24億円→28.3億円に17.9%上方修正した。

■リソー教育 <4714>  587円  +9 円 (+1.6%)  11:30現在
 リソー教育<4714>が新値追い。前週末21日の取引終了後、連結子会社名門会が、新規事業として個別指導教室の全国展開を開始すると発表しており、業績への貢献を期待した買いが入っている。リソー教育では現在、完全1対1の個別指導塾「TOMAS」を首都圏1都3県のみで67校直営展開。さらに今期から「首都圏サテライト校戦略」として、面積や生徒数が半分程度の小規模な塾を、未進出の駅周辺を中心に年10校、5年後に120校展開する予定だが、さらなる事業の拡大のため、名門会により主要地方都市への展開を行うというもの。現在、名門会は家庭教師センターとして、政令指定都市を中心に全国28校展開しているが、今後は「TOMAS」が展開していない地域(1都3県以外)に、個別指導教室「TOMAS名門会(仮称)」を全国展開し、グループ全体の成長を図るとしている。

●ストップ高銘柄
 HMT <6090>  1,329円  +300 円 (+29.2%) ストップ高   11:30現在
 エムケー精工 <5906>  356円  +80 円 (+29.0%) ストップ高買い気配   11:30現在
 テクノスマート <6246>  502円  +80 円 (+19.0%) ストップ高買い気配   11:30現在
 メディア工房 <3815>  708円  +100 円 (+16.5%) ストップ高   11:30現在
 以上、4銘柄

●ストップ安銘柄
 GFA <8783>  416円  -100 円 (-19.4%) ストップ安   11:30現在
 マーチャント <3121>  417円  -80 円 (-16.1%) ストップ安   11:30現在
 以上、2銘柄

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