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【市況】こう着も下値の堅さは意識されそう/オープニングコメント

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより

 24日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだが下値の堅さは意識されそうである。21日の米国市場は高安まちまちの展開となり、NYダウは小幅に続落だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比30円高の17250円。円相場は1ドル103円台後半で推移している。

 これまでは週毎に上昇、下落をみせており、この流れから今週は調整の週となる。先週一週間の上昇幅は高いところで430円を超えており、急ピッチの上昇に対する利益確定の売りも出やすいところである。ただ、海外勢の投資姿勢の変化からこれまでの抵抗線を明確に突破したことにより、今後は17000円処が支持線に変わる。同水準での押し目買い意欲は強いであろう。

 価格帯別出来高では週間ベースで16500-17000円において商いが相当積み上がっている一方、上は19000円辺りで若干積み上がっている程度である。利益確定の売りをこなしながら緩やかなリバウンド基調が期待される。

 また、国内でも主要企業の決算発表が本格化する。任天堂<7974>、LINE<3938>、エムスリー<2413>、日本電産<6594>、オリエンタルランド<4661>、NTTドコモ<9437>など個人の関心が高い企業の発表が予定されている。米国では決算がヤマ場を迎えるが、25日にはアップルの決算等も予定されており、業績を手掛かりとした物色に向かうことになろう。
《AK》

 提供:フィスコ

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