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【材料】神戸物産---9月の月次業績、個別売上高は前年同月比3.4%増

神戸物産 <日足> 「株探」多機能チャートより

神戸物産<3038>は20日、9月の個別ベース月次業績を発表。個別売上高は前年同月比3.4%増の173.67億円、売上総利益は同41.8%増の14.45億円、営業利益は同82.2%増の9.11億円、経常利益は同31.2%増の5.12億円と、売上高、利益とも好調に推移した。

また、既存店売上高は同0.5%増と微増ながら、全店売上高は同3.7%増で前年を上回り堅調に推移している。

「業務スーパー」の店舗数は、9月の出店数が直轄エリアで1店舗(堺市中区)、地方エリアで1店舗(山形県天童市)あり、総店舗数は全国で743店舗に拡大した。

同社は、現在9月から10月末までの2ヶ月間にわたる「円高還元セール」を実施しており、さらに10月22日から10日間限定の「決算セール」も開催している。「決算セール」では人気の約150品を値下げするなど販売促進に注力している。テレビでセール特価商品が紹介されるなどの効果があった上、オリジナル商品をモチーフにした「水ようかんカー」を走行させたことがインターネットニュースで話題になるなど、売上拡大に向けた取り組みが好調な業績につながっていると見られる。

また、今月15日には大分県の九重町に温浴リゾート「ホットラグーン大分」をオープンした。九重町の自然と地形を生かした施設で、水着で入浴する源泉かけ流しの温泉プールなどを有する大型温泉レジャースポット。同社は地元の雇用や地域振興にも寄与したいとしており、今後の利用客拡大にも期待したい。

《TN》

 提供:フィスコ

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