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【市況】NY株式:ダウは40ドル安、大統領選討論会やECBは反応薄

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

20日の米国株式相場は下落。ダウ平均は40.27ドル安の18162.35、ナスダックは4.58ポイント安の5241.83で取引を終了した。昨日、大統領両候補による3回目のテレビ討論会が実施されたものの、ヒラリー氏優勢との見方に大きな変化はなく、また欧州中銀(ECB)の政策金利据え置きも予想通りであったことから、株式相場も前日終値を挟んで終日もみ合う展開となった。10月フィラデルフィア連銀景況指数や9月中古住宅販売件数が予想を上回ったものの、主要企業決算の内容がまちまちとなったことが上値を抑えた。セクター別では、食品・生活必需品小売や半導体・半導体製造装置が上昇する一方で電気通信サービスや運輸が下落した。

クレジットカードのアメリカン・エキスプレス(AXP)は、好決算を発表して上昇。一方でオークションサイトのイーベイ(EBAY)や、通信大手のベライゾン(VZ)は冴えない決算を発表して軟調推移となった。電気自動車のテスラ(TSLA)は、今後製造する全車種に将来の完全自動運転の実現に必要となるカメラやセンサーを搭載することを明らかにしたが、コスト増や製造遅延への懸念などで下落。

マーケット終了後にソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)が発表した決算は、調整後一株利益及び売上高とも事前予想を上回り、時間外取引で上昇して推移している。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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