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【経済】中国7-9月期GDPは予想通り


 19日発表された中国の7-9月期国内総生産(GDP)は前年比+6.7%で予想通りだった。伸び率は1-3月期と4-6月期と同水準。将来的に中国経済のさらなる減速は避けられないとの見方は多いものの、7-9月期の経済成長率は市場予想と一致したことによって中国の成長鈍化に対する過剰な警戒感は低下しつつある。

 7-9月期のGDP成長率は、中国政府が2020年に全面的な実現を目指す「小康社会(ややゆとりある社会)」を実現する目的で設定された2016年の目標水準である6.5%-7.0%の範囲内に収まった。

 ただし、過剰生産能力を削減する取り組みはあまり進んでいないとの見方があることから、個人消費支出の伸びが鈍化した場合、中国の経済成長率は2017年にかけて6%を下回るとの見方が出ている。9月の鉱工業生産は予想を下回っており、この後の中国本土株の動向が注目される。
《MK》

 提供:フィスコ

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