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【材料】JDIが4連騰と物色人気加速、アップル関連の一角で有機EL分野での展開に期待感

Jディスプレ <日足> 「株探」多機能チャートより
 ジャパンディスプレイ<6740>が4連騰、10月初旬を境に動き一変、26週移動平均線も一気に上回って底入れ反騰態勢を明示している。商いも増勢が顕著であり10時30分過ぎ現在で50億円近い売買代金をこなし、東証1部売買代金ランキングでも上位に食い込んでいる。

 同社はスマートフォン向けなど中小型の高精細液晶パネル向けで高実績を有し、米アップル社の有力サプライヤーでもある。韓国サムスン電子の新型スマホ「ギャラクシーノート7」が発火事故に伴い生産を停止していることで、アップル関連としてポジティブ思惑が株高に貢献しているほか、来年発売のiPhone新機種でアップルが有機ELパネルを採用する方針にあることから、有機EL関連としての切り口でも注目されている。JDIは昨年、共同出資で有機ELディスプレー専業のJOLEDを発足させており、同分野に経営の軸足を置く構えをみせている。
 
 最近では、東海東京調査センターやSMBC日興証券が、最上位の投資評価で目標株価をいずれも300円に設定するなど強気の見方が相次いでおり、これも株価上昇を後押ししているもようだ。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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