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【材料】イナリサーチがストップ高、心臓病治療法の開発を引き続き材料視

 11日朝、イナリサーチ <2176> [JQ]が共同研究を行っている信州大学の柴祐司准教授を中心とした研究グループが、iPS細胞を使った新たな心臓病治療法を開発したと発表したことが引き続き材料視された。

 同研究グループは、免疫拒絶反応が起きにくい特殊な「カニクイザル」からiPS細胞を作製し、心筋梗塞を発症した通常のカニクイザルにiPS細胞から作った心筋細胞を移植、細胞の生着と心臓機能の回復を確認した。この研究成果は、10日付の英国科学雑誌「Nature」に掲載された。これにより、欧米の研究機関などにも認知が広がることが期待される。

 発表を受けて、再生医療研究における需要拡大による業績への寄与に期待する買いが続いている。株価は昨日反落したものの、本日は再びストップ高まで買い進まれた。

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