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【材料】C&R社---第2四半期は四半期ベースで過去最高の売上高、医師紹介事業等が好調で利益面も期初計画を上振れて着地

C&R <日足> 「株探」多機能チャートより

クリーク・アンド・リバー社<4763>は6日、2017年2月期第2四半期(16年3月-16年8月)決算を発表。売上高が前年同期比3.2%増の132.77億円、営業利益が同11.5%増の10.11億円、経常利益が同5.8%増の9.47億円、四半期純利益が同12.0%増の5.22億円といずれも期初の計画を上回って着地した。

主力のクリエイティブ分野は、TV、ゲーム、Web・モバイル、広告・出版等のクリエイティブ領域で活躍するクリエイターを対象としたエージェンシー事業を展開しており、医療、会計、建築、ファッション、法曹など事業領域を拡大させている。
第2四半期業績においては、韓国のクリエイティブ分野が円高ウォン安による為替のマイナス要因を受けたものの、グループ全体の堅調な伸展でカバーして、四半期ベースで過去最高の売上高となった。
利益面では医療分野における紹介事業が順調に伸長したこと等が寄与して、第2四半期として過去最高の営業利益を達成した。
17年2月期通期については売上高が前期比6.4%増の265.00億円、営業利益が同35.9%増の16.00億円、経常利益が同38.9%増の15.50億円、当期純利益が同27.7%増の8.00億円とする期初計画を据え置いている。

昨年12月より配信を開始した自社開発のゲームタイトルである3DリアルタイムバトルRPG「戦国修羅SOUL」は7月から台湾、香港、マカオなどアジア圏に向けて配信を開始。今秋、PlayStationR4/PlayStationRVita版のリリースが決定している。
また、世界中の弁護士をつなぐオンラインプラットフォーム「JURISTERA(ジュリステラ)」は今年4月からβ版の運用を開始しており、まもなく本格的なサービスの提供がスタートとなる見込み。

同社は今年8月、VR/AR/AIなどの領域で60項目余りの特許を所持する中国のアイデアレンズ社の筆頭株主である投資ファンドNewMargin Venturesと共同で「株式会社VR JAPAN」を設立。VR市場の急速な拡大を見込み、コンテンツ配信、プラットフォーム開発への取り組みを開始している。
アイデアレンズ社のHMD(ヘッドマウントディスプレイ)は、Wi-Fi接続のためコードレスで軽量といった最先端の技術を用いたもので、9月に開催された「東京ゲームショウ2016」で共同出展を行った際に多くの関心を集めたという。コンテンツの充実を課題に挙げており、一般発売(価格未定)を含めた今後の展開が注目される。

《TN》

 提供:フィスコ

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