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【材料】ドーン---スマートフォン等の画面操作による緊急通報システムに関する特許査定を発表

ドーン <日足> 「株探」多機能チャートより

ドーン<2303>は3日、緊急通報システムに関する日本特許出願の特許査定を受けたと発表。

今回、特許査定を受けた技術は、音声通話が困難である方のための緊急通報システムにおいて、通報情報の送信先の適切な切り替えを、通報する位置等の条件に応じて処理するための新たな方式。

聴覚や発話の障がい等により音声通話の緊急通報が困難と想定される人は日本国内で約2,000万人ともいわれている。また、日本語を習得していない外国人の通報も課題とされている。その解決策として検討されているのがスマートフォン等の画面操作による新たな緊急通報の手段だ。これまでの緊急通報システムでは、利用登録した居住地域内の利用に限られてしまう(外出先からの通報であっても、利用登録した居住地域の消防に入電される)という問題があり、電話による119番通報のように外出先の消防への入電が可能になる仕組みづくりが検討されてきた。その実現に不可欠な技術的課題を解決する最適な方式として、今回の技術の適用が期待されている。

現在、スマートフォンの画面タッチで通報できる「119番通報」のシステムは、全国の消防で採用が検討されており、消防庁では2018年末頃までに全国での運用をめざしているとのこと。

《TN》

 提供:フィスコ

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