市場ニュース

戻る
 

【市況】今週の【特異日&変化日】カレンダー (10月3日-7日)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

―アノマリーが語る「上げやすい日、下げやすい日」―

 ここでの「特異日」とは、日経平均株価の日足が前日比で上げた場合を「勝ち」、下げた場合を「負け」とした時、過去10年間で「7勝以上」「7敗以上」の偏りを示す、経験則上、上昇・下落しやすい日を指します。

【前週(9月26日-30日)】

 9月最終週を迎えた前週は、権利付き最終日の27日(火)が「7勝3敗」のプラス特異日にあたり、139円高と3営業日ぶりに反発に転じたものの、相場の流れを変えるには至りませんでした。

 28日(水)に218円安、29日(木)に228円高、さらに「3勝7敗」のマイナス特異日であり翌日に新月を控えた週末30日(金)には243円安となるなど、乱高下を繰り返しつつも、保ち合いを放れることはできませんでした。一部で期待された9月期末のドレッシング買いも不発に終わった格好です。

【今週(10月3日-7日)】

 いよいよ10月、下期相場がスタートする今週は、週明け3日(月)に「3勝7敗」のマイナス特異日、6(木)に「7勝3敗」のプラス特異日が巡ってきます。

 タイミング的には1万6000~1万7300円処のもみ合いからの放れを模索する展開も想定されます。日銀短観が発表される3日に15年12月1日高値-16年5月2日安値の対等日、G20財務相・中央銀行総裁会議が開かれる6日には、8月4日安値-9月5日高値の対等日がそれぞれ重なることも気になるところです。

 また、一目均衡表の変化日が集中しているのが5日(水)です。8月4日安値から基本数値42日目、1月21日安値-5月31日高値の対等日、3月14日高値-6月24日安値の対等日がこの日に訪れます。

 さらに、午後に日本の景気動向指数、夜に米雇用統計の発表が予定される注目の7日(金)には、4月8日安値-7月8日安値の対等日、8月26日安値-9月15日安値の対等日が巡ってきます。

 これら特異日・変化日の分布、重要イベントの日程を勘案すると、5~7日は注意を払うべき時間帯として十分にマークしておく必要がありそうです。

△【特異日 7勝以上 】
 10月6日(木) ○7-●3:G20財務相・中央銀行総裁会議
▲【特異日 7敗以上 】
 10月3日(月) ○3-●7:日銀短観

 【一目均衡表:変化日】
 10月3日(月) 12/1H-5/2L:日銀短観
 10月4日(火) 26(8/26L)、7/21H-8/26L
 10月5日(水) 42(8/4L)、1/21L-5/31H、3/14H-6/24L
 10月6日(木) 8/4L-9/5H:G20財務相・中央銀行総裁会議
 10月7日(金) 4/8L-7/8L、8/26L-9/15L:景気動向指数、米雇用統計

※10月3日の「12/1H-5/2L」は15年12月1日高値(H)から16年5月2日安値(L)の対等日の到来を示す。4日の26(8/26L)は8月26日安値(L)から一目均衡表の基本数値26日目の到来を意味する。


株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均