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【市況】30日の株式相場見通し=米株式市場の大幅安を受け売り先行

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 30日の東京株式市場は、前日の米株式市場で金融株を中心にNYダウ平均株価が大幅安したことに加え、週末、月末、上半期末が重なることからポジション調整の売りも想定されるため、日経平均株価は反落となりそうだ。30日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=101円20銭台での推移となっている。

 29日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比195.79ドル安の1万8143.45ドル3日ぶり大幅反落。複数のヘッジファンドが、ドイツ銀行に委託していた決済業務を他行に移したと米主要メディアが伝えたことから、米株式市場に上場するドイツ銀行の株価が急落。金融システム不安が再燃したことから幅広い銘柄に売りが広がった。ナスダック総合株価指数は、前日比49.394ポイント安の5269.154と3日ぶりに反落した。

 日程面では、飲食店などの店舗型サービスを展開する企業への経営サポートと飲食店「名代 宇奈とと」の運営を手がけるG―FACTORY<3474>が東証マザーズに新規上場する。

 このほかに、8月の鉱工業生産指数速報・消費者物価指数・家計調査・完全失業率・有効求人倍率、日銀金融政策決定会合の主な意見公表に注目。海外では、米8月の個人消費支出、9月のユーロ圏消費者物価、8月のユーロ圏失業率が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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