【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄　ラクス、ストライク、東洋ＢＥＮＧ (29日大引け後 発表分)

　29日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

　ラクス <3923> [東証Ｍ]　　★上期経常を55％上方修正
　◆17年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の2億4600万円→3億8100万円に54.9％上方修正。増益率が6.5倍→10倍に拡大する見通しとなった。企業の旺盛なIT投資を追い風に、クラウド経費精算システム「楽楽精算」を中心に受注が想定より伸びる。費用対効果を重視したマーケティング活動やコスト削減による採算改善も利益を押し上げる。

　東洋ＢＥＮＧ <4828> 　　★上期経常を8期ぶり最高益に90％上方修正
　◆17年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の2億円→3.8億円に90.0％上方修正。増益率が22.0％増→2.3倍に拡大し、8期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。他社開発の統合基幹システムのコンサルティングやシステム構築が好調に推移する中、利益率の高い自社製品のライセンス販売が想定以上に伸びることが収益を押し上げる。

　ストライク <6196> [東証Ｍ]　　★今期経常は4％増で3期連続最高益・実質増配へ
　◆16年8月期の経常利益(非連結)は前の期比44.4％増の7.9億円に拡大し、従来予想の6.1億円を上回って着地。続く17年8月期も前期比4.1％増の8.2億円に伸び、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は積極的な広告宣伝活動やセミナー開催で、M&A案件の受託件数が伸び、16.0％の大幅増収を見込む。
　　業績好調に伴い、前期の年間配当を27円→35円に増額し、今期は12円とする方針を示した。同時に発表した11月末割当の1→3の株式分割を考慮した実質配当は2.9％増配となる。

株探ニュース