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【市況】個別銘柄戦略:ニッケル関連や三菱商事など資源株の一角に注目

日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより

配当権利落ち分は日経平均で120円程度とみられている。一方、前日の株価上昇をけん引した配当権利落ちの再投資の買いが本日の寄り付き段階で流入するとみられている。寄り付き後は、需給要因の一巡をマイナス視して、軟調な動きが想定されるところ。日銀のETF買い入れは見込まれるが、後場からはより軟化する可能性が高い。OPEC非公式会合が本日予定されていることも全体相場の警戒要因とされてこよう。資源関連ではニッケルに注目。フィリピンで相当数の鉱山が環境問題から操業停止となっているもよう。ニッケルは先行きの需給逼迫による市況上昇が期待され、関連銘柄にとってはポジティブに作用しそうだ。また、三菱商事には投資判断格上げの動きなども観測されている。昨日の決算では、東宝やディップ、ニトリHDなどが好決算を発表している。総じて好調な内容であるが、好業績は十分に織り込まれており、出尽し感の強まりなどは警戒されるところ。

《KS》

 提供:フィスコ

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