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【市況】個別銘柄戦略:後場は需給面主導で下げ渋る公算も


ドイツ銀行の急落を映して、東京市場でも銀行株を中心に売り優勢の流れが見込まれる。銀行株の下げ次第では、全体相場の下落幅も想定以上に大きくなるリスクがあろう。前場中頃からは、米大統領候補の討論会を睨みながらの展開、ニュースのヘッドラインなどを受けて一喜一憂するような状況にもなっていこう。仮に、討論会が大きな波乱もなく通過すれば、後場は比較的堅調な動きになる期待もある。本日が配当権利付き最終売買となることで、権利落ち再投資の資金が引けにかけて流入することになる。日銀のETF買い入れもあり、需給主導での下げ渋りも想定しておきたい。物色の手掛かり材料は乏しい状況であるが、東芝や三井化学、カカクコムなど投資判断格上げの動きに注目。本日IPO銘柄の活況が見込まれることで、新興市場への波及効果には期待したい。

《KS》

 提供:フィスコ

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