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【市況】明日の株式相場見通し=25日線割れで売り優勢に、米大統領候補のテレビ討論会を注視

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(27日)の東京株式市場は、26日に日経平均株価が25日移動平均線(1万6718円=26日終値)を割り込んだことや、外国為替市場での円高進行懸念などから先安ムードが強まり、売り優勢となりそうだ。

 現地26日夜(日本時間27日午前)に開催される米大統領候補の第1回テレビ討論会の内容と、その後の支持率の変化によって、日経平均株価に影響を与えることになりそうだ。市場関係者からは「テレビ討論会の結果、もしトランプ氏が優勢となった場合には、政治的リスクを警戒して、日米ともに株価が下落する可能性がある」との見方が出ていた。

 26日の東京株式市場は、前週末の米国株市場が軟調だったことに加え、原油安、円高の流れを嫌気して売りに押される展開。日経平均株価終値は、前週末比209円46銭安の1万6544円56銭と続落した。東証1部の売買代金は、1兆6944億円の薄商いとなった。

 日程面では、AI(人工知能)技術をベースにしたウェブマーケティングサービスの開発・提供を手がけるシルバーエッグ・テクノロジー<3961>、モビリティ、IoTビッグデータ、クラウド、セキュリティーなどのテクノロジーを活用したサービスおよびIT人材育成のための研修を提供するチェンジ<3962>の両社が東証マザーズ市場に新規上場する。

 このほか、働き方改革実現会議の初会合、日銀金融政策決定会合議事要旨(7月28~29日開催分)、8月の企業向けサービス価格に注目。海外では、米9月の消費者信頼感指数、米7月の住宅価格指数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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