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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ニチレイ、ライトオン、LINE

ニチレイ <日足> 「株探」多機能チャートより
■JAM <8922>  114円  +10 円 (+9.6%)  11:29現在
 23日、日本アセットマーケティング <8922> [東証M]が17年3月期の最終利益(非連結)を従来予想の48億円→113億円に2.4倍上方修正したことが買い材料。従来の14.5%減益予想から一転して2.0倍増益を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。神奈川県川崎市に保有する賃貸用不動産の売却に伴い、売却益73.9億円が発生することが最終利益を押し上げる。

■ニチレイ <2871>  1,165円  +68 円 (+6.2%)  11:29現在  東証1部 上昇率4位
 ニチレイ<2871>が大幅に4日続伸。大和証券は23日、同社株のレーティングを「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」へ引き上げた。目標株価は900円から1300円に見直した。第1四半期(4~6月)の連結営業利益は74億円(前年同期比67%増)と予想を上回る伸びとなった。冷凍チャーハンを中心に家庭用調理食品の販売が好調だったほか、海外事業の収益改善が寄与した。1円の円高が営業利益を4億円程度押し上げる円高メリット銘柄であることも注目されている。同証券では17年3月期の連結営業利益は前期比23%増の265億円(会社予想217億円)と大幅な増額修正を予想。18年3月期は同290億円への連続増益を見込んでいる。

■ライトオン <7445>  1,245円  +54 円 (+4.5%)  11:29現在
 ライトオン<7445>が大幅反発。前週末23日の取引終了後に発表した9月度(8月21日~9月20日)の月次売上高で、既存店売上高は前年同月比11.2%減と2カ月ぶりに前年実績を下回ったが、足もとの売り上げ低調は織り込み済みとの見方が強く、戻り歩調継続を期待した買いが入っている。全国的に平年に比べて気温が高く、また、度重なる台風の影響により、羽織物やアウターなどの秋物が苦戦した。ただ、今秋から発売を開始したプライベートブランドのベーシックデニムに関しては初動が良かったとしている。

■六甲バター <2266>  3,075円  +132 円 (+4.5%)  11:29現在
 六甲バター<2266>が大幅高で8連騰。同社は消費者から高水準の需要があるベビーチーズの最大手、年末に向けて需要の盛り上がりが期待されるチーズ関連銘柄として投機資金の攻勢が続いている。一部調査機関によると2015年度のチーズ市場は数量ベースで前期比7.5%増と拡大が顕著となっており、2016年度以降も拡大が期待される状況、同社への追い風は強い。一方、株式需給面では信用買い残が枯れた状態で信用倍率は0.27倍と売り長であり、青空圏で戻り売り圧力がないことも強みとなっている。

■LINE <3938>  4,675円  +150 円 (+3.3%)  11:29現在
 LINE<3938>が3連騰。時系列で表示される投稿の間に挿入されるタイムライン広告を6月から本格スタートさせており、これが収益を牽引するとの見方が市場では強い。15年12月期の営業損益は95億2400万円の赤字だったが、16年12月期については「230億円前後の黒字が有望視され、来期はさらに飛躍的な伸びが見込まれる」(国内中堅証券情報部)とも指摘されている。また、全額出資子会社「LINEモバイル」を設立し、格安スマートフォン事業への参入を発表、業容拡大に対する期待も高い。米投資ファンドが同社株の成長性に着眼しているとの報道も一部にみられ、マーケットの視線が強まっている。

■しまむら <8227>  12,630円  +320 円 (+2.6%)  11:29現在
 しまむら<8227>は3日続伸。前週末23日の取引終了後に発表した9月度(8月21日~9月20日)の売り上げ速報で、既存店売上高は前年同月比13.8%減と2カ月連続で前年実績を下回ったが、月次売り上げの低迷は織り込み済みとの見方が強い。全国的に気温が高く推移したことで夏物の処分が順調に進んだが、残暑が厳しく秋物の動き出しが鈍かったことが響いたという。

■青森銀行 <8342>  339円  +6 円 (+1.8%)  11:29現在
 青森銀行<8342>は3日続伸。同社は23日の取引終了後、17年3月期の連結業績予想の修正を発表。経常収益を442億円から458億円(前期比7.5%減)へ、経常利益を48億円から63億円(同34.7%減)へ、純利益を31億円から43億円(同25.6%減)へ上方修正した。銀行単体において、資金利益が当初予想を上回ることに加え、与信費用が当初見積もりに比べて減少する見込であることが要因。

■住友ベークライト <4203>  523円  +4 円 (+0.8%)  11:29現在
 住友ベークライト<4203>が4日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が23日付で投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウエート」とし、目標株価を560円から630円へ引き上げたことが好材料視されている。同証券によると、同社の実質営業利益は過去4年間で倍増しているが、この実績そのものが市場では過小評価されていると指摘。そのうえで、過去4年間の増益を支えた既存事業での地道な改善にはそろそろ限界が見えてきたが、固定費削減と半導体パッケージ基板用材料LαZ事業の拡大へとドライバーを交代させることでこれからも高成長の継続が可能と評価している。また、同証券では17年3月期営業利益予想を135億円から140億円(会社予想150億円)へ引き上げるとともに、18年3月期を同150億円から160億円へ上方修正している。

■プレサンス <3254>  4,365円  +25 円 (+0.6%)  11:29現在
 プレサンスコーポレーション<3254>が4日続伸。同社は23日の取引終了後、三栄建築設計<3228>と共同でASEAN近隣諸国における不動産の開発プロジェクトなどへの出資を目的とした新会社を設立することを発表した。両社で現地の優良なパートナー企業が行う不動産の開発プロジェクトに対して出資することを目的とした新会社「プロスエーレ」を設立、中長期的にトータル1000億円程度の不動産開発プロジェクト案件を随時、検討していく方針。

■イオン九州 <2653>  1,707円  +8 円 (+0.5%)  11:29現在
 イオン九州<2653>が続伸。前週末23日の取引終了後に株主優待制度を拡充すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。200株以上2000株未満を保有する株主への「株主優待券」の贈呈枚数を保有株数に応じて25枚から50枚増やすとともに、特産品(巨峰・明太子)の贈呈を「ネットポイントまたはイオンギフトカード」に変更するという。なお、17年2月28日時点の株主から変更する。

■明治ホールディングス <2269>  9,910円  +40 円 (+0.4%)  11:29現在
 明治ホールディングス<2269>が3日続伸。テクニカル的にも9000円台でのもみ合いを経て25日移動平均線を足場に上放れ、8月15日以来の1万円大台を指呼の間にとらえている。業績好調の内需株としてマーケットの注目度は常に高い銘柄だが、7月に1万930円の上場来高値に買われた後は、やや割高に買われていたPER修正の動きが出て反動安に見舞われた。しかし、「R-1」などの機能性ヨーグルトをはじめチョコレートなど主力製品が絶好調で収益を牽引、構造改革に伴う利益率向上も中期成長を牽引する評価材料となって見直し機運にある。足元は為替が円高傾向にあり、自動車などの主力輸出株と比べて外部環境面からデメリットを受けない同社株に相対的有利に働いている。

■メガチップス <6875>  2,074円  -44 円 (-2.1%)  11:29現在
 メガチップス<6875>は反落。日証金が23日、メガチップス株について26日約定分から制度信用取引の新規売り、および買いの現引きに伴う貸借取引の申し込み停止措置を実施すると発表した。ただし、弁済繰り延べ期限の来た買いの現引きは除く。貸借取引の規制強化に伴って、売買の自由度が制限されるとの見方があるなかで、買い一巡後は売りが優勢となっている。

●ストップ高銘柄
 さが美 <8201>  107円  +30 円 (+39.0%) ストップ高   11:29現在
 リファインバース <6531>  4,060円  +700 円 (+20.8%) ストップ高   11:29現在
 エージーピー <9377>  490円  +80 円 (+19.5%) ストップ高   11:29現在
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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