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【市況】東京株式(寄り付き)=反落、欧米株安と原油市況軟化でリスク回避ムード

日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 14日の東京株式市場は売り先行、寄り付きの日経平均株価は前日比96円安の1万6632円と反落。

 欧米株安など海外要因からリスク回避ムードが強まり、再び下値模索の展開でスタート。前日の米国株市場ではNYダウが258ドル安と急反落し12日の上げを帳消しにしたほか、WTI原油先物価格が世界的な需要停滞に伴う供給過剰懸念から大幅下落し1バレル=45ドル台を割り込むなど逆風が強い。20~21日の日米での金融政策会合に思惑が募るなか、日銀が「総括的検証」でマイナス金利深掘りに肯定的な姿勢を示しているとの観測が浮上、これは外国為替市場では円安誘導につながる材料ながら、銀行セクターに収益デメリットを与える可能性があり、全体相場に及ぼす影響としては功罪相半ばする。一方、日銀のETF買いへの期待感もあり、売り一巡後の主力株の動きが注目される。

 寄り付き時点で業種別では33業種中、保険を除きほぼ全面安。値下がりで目立つのは鉱業、石油、銀行、海運、鉄鋼など。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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