市場ニュース

戻る
 

【通貨】外為サマリー:1ドル101円50銭台へ下落、米早期利上げ観測後退で売り優勢

ドル円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 13日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時過ぎ時点で1ドル=101円55銭前後と前日に比べ70銭強のドル安・円高で推移している。

 ドル円は101円半ばに下落。ブレイナード米連邦準備理事会(FRB)理事は前日の講演で、「緩和策の解除には引き続き慎重さが必要」などと発言。これを受け、米国の9月利上げ観測が後退しフェデラルファンド(FF)金利先物が織り込む9月の利上げ確率は、9日時点の24%から15%に低下した。

 この日の東京市場では朝方101円90銭前後で推移していたが、株式市場の売買が始まる午前9時以降は売りが優勢となり、101円50銭台に下落した。ただ、15日に発表される米8月小売売上高や同鉱工業生産への関心が強いほか、日銀の動向からも目が離せないだけに、先行きに対しては依然強弱感が対立している。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1234ドル前後と同0.0010ドル前後のユーロ安・ドル高だった。対円では1ユーロ=114円08銭前後と同1円00銭前後のユーロ安・円高で推移している。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

株探からのお知らせ

    日経平均