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2016年09月13日09時23分

【経済】中国:8月新車販売は2割増の207.1万台、伸び率さらに加速


小型車減税などを追い風に、中国で新車販売の伸びが加速している。今年8月の新車販売台数は、前年同月比24.2%増の207万1000台に伸びた。プラス成長は6カ月連続。伸び率は3年6カ月ぶりの大きさを記録した7月の23.0%から一段と加速した(↑1.2ポイント)。生産台数も26.6%増の199万台に拡大している(伸び率は7月の28.9%から2.3ポイント鈍化)。前月比ではそれぞれ1.6%、11.8%増加した。業界団体の中国汽車工業協会が9日報告した。
車種別では、乗用車の販売台数が前年同月比26.3%増の179万6000台(前月比11.9%増)、生産台数が28.2%増の172万3000台(同0.3%増)。商用車は販売台数が12.0%増の27万6000台(同11.4%増)、生産台数が17.4%増の26万8000台(同11.0%増)で推移した。
比較対象となる前年同月の実績が低かった反動に加え、小型車減税の効果が持続している。乗用車のうち、減税対象となる排気量1600cc以下の小型車は8月、前年同月比40.7%増の129万2000台を売り上げた。
乗用車の中では、スポーツ多目的車(SUV)、ミニバン(MPV)、セダンが堅調を維持する一方、クロスオーバーはマイナス成長が続いた。販売台数はそれぞれ、SUVが前年同月比43.9%増の65万4100台、MPVが35.9%増の18万400台、セダンが20.1%増の91万6200台、クロスオーバーが36.9%減の4万4800台。前月比でも、クロスオーバーを除く3タイプで増加した。
国別では、中国自主ブランド乗用車の販売台数が前年同月比30.1%増の73万500台に拡大。乗用車販売全体に占める比率は40.68%と、前月の39.49%を1.19ポイント上回っている。海外ブランド乗用車の販売台数では、ドイツ系が引き続きトップ。販売台数は前月の31万8300台から36万8300台に拡大し、シェアも19.84→20.51%(↑0.67ポイント)に上昇した。2位の日本は、販売台数が前月の28万9900台から28万6200台に減少し、シェアも18.07→15.94%(↓2.13ポイント)に下向いている。3位以下は、米系の13.37%(21万200→24万100台)、韓国系の6.91%(11万1000→12万4100台)、仏系の2.29%(3万6400→4万1200台)と続いた。
日本メーカーの中国販売は総じて堅調。主要4メーカーが軒並みプラス成長を維持した。中でもマツダの伸びが目立ち、前年同月比47.9%増の2万3635台を売り上げている。このほか、ホンダが36.3%増の10万6663台、日産が16.6%増の10万3800台、トヨタが1.8%増の9万5900台。ホンダが2カ月連続で日系メーカーの販売首位に立った。
このほか、完成車の輸出がプラス成長に転じる。8月の海外輸出台数は前年同月比21.1%増の6万3000台。前月比でも12.8%増加した。車種別では、乗用車が前年同月比29.6%増の4万3000台、商用車が6.3%増の2万台で推移している。
1-8月の累計では、全体の販売台数が前年同期比11.4%増の1675万5000台。伸び率は1-7月を2.0ポイント上回り、2ケタ台に乗せた。うち乗用車は12.8%増の1444万2000台、商用車は3.5%増の231万3000台。生産台数は全体で10.8%増の1684万6000台に伸びた。
中国の新車販売は昨年、前年比4.7%増の2460万台と7年連続で世界最大を記録したものの、増加率は2012年(4.3%増)以来の低水準にとどまった。同協会は昨年12月の時点で16年の新車販売台数を「前年比5~7%増」と予測しているが、足元ではこれを上回るペースで伸びている。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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