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【特集】エニグモ<3665>---前期の投資が実り「BUYMA」の会員数が大きく増加、為替の円高傾向も追い風

エニグモ <日足> 「株探」多機能チャートより

ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』9月8日放送において、エニグモ<3665>を取り上げている。主な内容は以下の通り。
(話し手:フィスコリサーチアナリスト 飯村 真由)

Q、どういった会社でしょうか?

個人がパーソナルショッパー(バイヤー)となって世界中の話題のアイテムを出品・販売できるソーシャル・ショッピング・サイト「BUYMA(バイマ)」の運営が主力事業です。日本語版に加え、英語版・韓国語版も展開していることから越境EC関連の一角として注目されています。

Q、会員数はどのくらいですか?

前期に行ったテレビCMなどの効果により、会員数が大きく増加し、今年4月末時点で322万人超まで拡大しています。今期はWEBマーケティングにおける新規会員獲得施策に加え、既存会員のアクティブ化やコンバージョン向上の施策を行っています。最重要指標としているアクティブ会員数は4月末時点で70万人を超え、順調な推移となっています。

Q、業績については、いかがでしょうか?

今期17年1月期は売上高が前期比14.2%増の32.63億円、営業利益が前期比4.6倍の10.01億円と大幅な増益を見込んでいます。営業利益は第1四半期時点で42.8%の高進捗となっています。同社は第4四半期が一番業績の積み上がる時期で、次に第3四半期、第1四半期、第2四半期の順番であるなか、今期は第1四半期から好スタートとなりました。

Q、今後の注目点はどんなところでしょう?

パーソナルショッパーと呼ばれる商品の売り手が130ヶ国・8.2万人(7月末時点)まで拡大していますので、日本にいながら世界中の商品を手に入れられることが「BUYMA(バイマ)」の最大の魅力です。また、為替の円高傾向によって海外製品が安く購入できますので、為替の円高傾向はエニグモにとって大きなメリットです。これは期初計画には織り込んでいないため、第1四半期時点での高進捗と円高の恩恵を考慮すると大幅な上方修正が期待できるのではとの市場期待が向かっています。9月14日に発表する予定の中間決算に注目です。

ラジオNIKKEI マーケットプレス
『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30~14:45放送

《TN》

 提供:フィスコ

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