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【市況】NY株式:ダウは239ドル高、ブレイナード理事の発言を受け利上げ観測後退

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

12日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は239.62ドル高の18325.07、ナスダックは85.98ポイント高の5211.89で取引を終了した。米利上げへの警戒感からアジア・欧州株が全面安となった流れを受け、売りが先行。その後は原油相場の上昇が好感されたほか、ブレイナードFRB理事がインフレ目標の達成を重視し、追加利上げに慎重な姿勢を示したことで利上げ観測が後退し、堅調推移となった。ダウは一時270ドルを超す上昇となった。セクター別では全面高となり、食品・飲料・タバコや半導体・半導体製造装置の上昇が目立った。

製薬のペリゴ(PRGO)はアクティビスト(物言う株主)のスターボード・バリューが同社株式4.6%を取得したことが明らかとなり、上昇。電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)は自動運転機能のアップデートを発表し、堅調推移。小売最大手のウォルマート(WMT)は一部アナリストによる投資判断引き上げを受け、買われた。PCメーカーのHPインク(HPQ)は韓国サムスン電子のプリンター事業を10.5億ドルで買収し、上昇した。

本日、JPモルガン(JPM)のダイモンCEOは利上げが与える経済的な影響よりも、利上げ自体が心理的に大きい注目を集めているとして、早期の利上げを支持する認識を示した。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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