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【市況】12日の株式相場見通し=米株式の大幅下落を受け売り先行のスタート

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 12日の東京株式市場は、前週末9日の米株式市場で、NYダウ平均株価が大幅下落したことを受け、売り先行のスタートとなりそうだ。ただ、12日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=102円40銭台と、前週末に比べてやや円安・ドル高傾向となっていることは、株価の下支え要因となりそうだ。

 9日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比394.46ドル安の1万8085.45ドルと大幅に続落し、7月7日以来、約2カ月ぶりの安値水準となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)での政策決定で投票権を持つボストン連銀のローゼングレン総裁が、9日の講演で金融政策の正常化を継続することに前向きな姿勢を示したことなどから、9月での利上げに対する警戒感が広がり、売りが売りを呼ぶ展開となった。ナスダック総合株価指数は、前日比133.575ポイント安の5125.908と急落した。

 日程面では、7月の機械受注、8月の国内企業物価指数(12日)に注目。海外ではフィリピン、シンガポール、インドネシア市場が休場となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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