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【市況】今週の【特異日&変化日】カレンダー (9月12日-16日)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
―アノマリーが語る「上げやすい日、下げやすい日」―

 ここでの「特異日」とは、日経平均株価の日足が前日比で上げた場合を「勝ち」、下げた場合を「負け」とした時、過去10年間で「7勝以上」「7敗以上」の偏りを示す、経験則上、上昇・下落しやすい日を指します。

【前週(9月5日-9日)】

 前週は特異日の巡ってこない“無風”の週でした。ところが、米利上げ観測後退による米株上昇、104円台への円安進行を背景に、週明け5日の日経平均株価は111円高と大幅反発。「窓」を空けて一気に3ヵ月ぶりの1万7000円大台回復を果たしました。

 ただ、大台回復で目先の目標達成感が台頭したのか、その後は円安一服もあって足踏みを続け、再び1万7000円を下回ってしまいます。結局、5日に付けた1万7156円を目先の高値に、株価の頭は一旦押さえ込まれた形となったのです。

 高値を付けたこの9月5日については、8月12日高値から一目均衡表の基本数値17日目が到来した変化日であったことも影響したのかもしれません。

【今週(9月12日-16日)】

 今週は9月13日(火)に「9勝1敗」と極めて高い勝率を持つ特異日が巡ってきます。そして、これがこの週で唯一の特異日となります。同日は一目均衡表の変化日(8月26日高値-9月5日高値の対等日)に該当するほか、鉱工業生産や小売売上高といった中国の重要経済指標の発表も集中しており、その動向が注目されます。

 なお、今週はこれ以外にも一目均衡表の変化日が集中して表れており、その意味では注目の「週」といえそうです。そのなかで注意を払っておきたいのは上述の13日のほか、満月前日である週末16日(金)となるでしょうか。

 16日には8月12日高値から基本数値26日目、8月4日安値-8月26日安値の対等日が巡ってきます。スケジュール面では前日の15日に米小売売上高、米鉱工業生産などの発表が予定されており、これらを材料に動きが出るかもしれません。ただ、翌週20-21日に日銀金融政策決定会合を控えるだけに、様子見ムード漂う膠着相場となる可能性も否定できません。はたして、相場の天秤はどちらに傾くのでしょうか?

△【 7勝以上 】
  9月13日(木) 〇9-●1:中国経済指標の発表集中日

※○は「勝ち(前日比プラス)」、●は「負け(前日比マイナス)」を表し、例えば「○7-●3」は7勝3敗を意味します。

 【一目均衡表:変化日】
 9月 5日(月) 17(8/12H)
 9月 6日(火) 33(7/21H)
 9月 7日(水) 9(8/26L)、42(7/8L)、4/8L-6/24L
 9月 9日(金) 26(8/4L)、8/12H-8/26L
 9月12日(月) 2/12L-5/31H 5/31H-7/21H
 9月13日(火) 8/26L-9/5H
 9月14日(水) 5/2L-7/8L、6/24L-8/4L
 9月15日(木) 9(9/5H) 3/14H-6/16L
 9月16日(金) 26(8/12H)、8/4L-8/26L、翌17日が〇満月

※9月5日の「17(8/12H)」は8月12日高値(H)から一目均衡表の基本数値17日目の到来を示す。9月7日の「4/8L-6/24L」は4月8日安値(L)から6月24日安値(L)の日柄を6月24日から取った対等日を意味する。「H」は高値の意。

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