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2016年09月09日22時28分

【経済】ECBは2%インフレ目標の妥当性について議論すべきか?


 欧州中央銀行(ECB)は8日に開いた理事会で月間800億ユーロの資産買入を2017年3月まで続けることを決定した。今回の理事会では資産買い入れプログラムの期間延長について議論されなかったようだが、ドラギ総裁は記者会見で、「理事会は当該委員会に対し、買い入れプログラムの円滑な実施を確実にするための選択肢を検討するよう指示した」と述べた。市場関係者の間では、6カ月かそれ以上の期間延長が12月8日に開かれる理事会で決定されるとの見方が多いようだ。

 なお、ECBが公表したスタッフ予想で2017年の成長率とインフレ見通しはやや引き下げられた。ユーロ圏のインフレ見通しは1.2%、成長率見通しは1.6%と予想されている。インフレ見通しについては2018年時点でも1.6%にとどまると予測されており、2%レベルの到達は難しいようだ。買い入れプログラムの期間を延長してもインフレ見通しが大幅に改善する(インフレ率の上昇)ことは期待できないとの見方は少なくないが、一部の市場関係者は2%のインフレ目標の妥当性についてECBは議論すべきではないか?と指摘している。
《MK》

 提供:フィスコ

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