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【市況】日経平均は反発、日銀のETF買入れ観測から底堅く/相場概況

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

 

日経平均は反発。8日の米国市場が弱い動きをみせていたが、円相場がやや円安に振れていたほか、原油相場の上昇を受けて、日経平均は反発して始まった。その後17000円を回復する場面をみせたが、北朝鮮が核実験を実施したもようと報じられたことが嫌気され、マイナス圏での推移に。しかし、日銀のETF買入れへの思惑から下を売り込む流れにはならず、16900円をキープ。午後に入ると底堅さが意識されるなか、日銀のETF買入れ観測もあって、プラス圏での推移が続いた。結局、日経平均は小幅ながらも3日ぶりに反発で取引を終えている。

大引けの日経平均は前日比6.99円高の16965.76円だった。東証1部の売買高は17億6469万株、売買代金は2兆1662億円だった。業種別では海運、鉱業、空運、証券、非鉄金属、鉄鋼、ガラス土石、石油石炭、機械が上昇。一方で、食料品、水産農林、情報通信、建設、その他製品、電力ガスが下落。

個別ではソフトバンクグ<9984>、ファナック<6954>、京セラ<6971>が終日堅調。半面、任天堂<7974>、ファーストリテ<9983>、KDDI<9433>、ディーエヌエー<2432>、NTT<9432>、ソニー<6758>が利食い優勢だった。その他、個人主体による中小型株物色が活発であり、GNI<2160>、中村超硬<6166>、M2HD<8728>、ベクター<2656>、サイバーコム<3852>、アークン<3927>が強い値動きをみせていた。
《TM》

 提供:フィスコ

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