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【特集】フュージョン Research Memo(3):「i-search」、FAQ サービス「i-ask」などを展開

フュージョン <日足> 「株探」多機能チャートより

■会社概要

(2)事業概要

フュージョンパートナー<4845>の主力事業は、企業のWebサイトの利便性を高めるためのSaaS/ASPサービスである。主なサービスはWebサイト内の検索サービスとなる「i-search」やFAQサービスとなる「i-ask」、自動音声応答システムの「IVR」、ニュース配信サービス等がある。

このうち、「i-search」は2007年からサービスを開始し、現在は大手企業を中心に導入社数が約350社まで拡大、市場シェアは15%前後で業界トップシェアとなっている。参入企業が10社以上あるが、同社のサービスは検索結果に画像を表示することで見やすさをアップし、ユーザーを的確に誘導できることが特徴となっている。月額利用料金は平均で10?15万円となる。

「i-ask」は2008年頃からサービスを開始し、金融・保険業界向けを中心に約150社に導入されている。よくある質問とその回答をあらかじめ企業サイト内に登録しておくことで、ユーザーの自己解決を可能にするサービスとなる。コールセンターへのアクセス件数を軽減し、コスト削減が実現できると同時に、顧客満足度の向上が期待できるサービスで、業界シェアは約15%でオウケイウェイヴ<3808>に次ぐ2位となっている。月額利用料金は平均で20?30万円となる。

「IVR」は企業の電話窓口で音声による自動応答を行うシステムとなり、SaaS型で提供していることが特徴となっている。従来は、企業側でPBXを導入する必要があるなど投資負担が大きかったが、SaaS型の提供となるため安価にサービスを利用できるほか、キャンペーン時など期間限定で利用したいニーズにも対応可能となっている。

その他のサービスとしてSaaS/ASP以外では、顧客のニーズに応じたWebサイトの企画・開発・制作・保守運用サービスなども行っており、サービスラインナップが豊富で特定のサービスに依存していないことが特徴となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

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