【通貨】東京為替:ドル弱含み、日本株の反落や北朝鮮核実験で
ドル円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
9日午前の東京外為市場では、ドル・円は弱含む展開。日経平均株価の反落や北朝鮮の核実験観測に警戒感で、ドルが売られた。
ドル・円は102
円半ばで寄り付いた後、国内勢による利益確定売りで値を下げる展開。その後は日経平均のマイナス圏転落でドル買いは弱まったようだ。また、北朝鮮で9
時半ごろ観測された人工的な揺れは核実験の可能性が指摘され、警戒感による円買いも観測された。
また、10時半に発表された中国の8月消費者物価指数が低調だった影響でややリスク回避的な動きとなり、ドル・円は一時102円を割り込んだ。
ただ、ランチタイムの日経平均先物はプラス圏に切り返しており、日経平均が後場再び浮揚すればドルは102円台を維持する可能性はあろう。
ここまでドル・円は101円97銭から102円50銭、ユーロ・円は115円03銭から115円42銭、ユーロ・ドルは1.1260ドルから1.1274
ドルで推移した。
【要人発言】
・菅官房長官
「北朝鮮の地震は核実験の可能性」
・ロシア中銀副総裁
「人民元建てロシア連邦債の年内発行を準備」
【経済指標】
・中・8月消費者物価指数:前年比+1.3%(予想:+1.7%、7月:+1.8%)
・中・8月生産者物価指数:前年比-0.8%(予想:-0.9%、7月:-1.7%)
《MK》
提供:フィスコ