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【市況】NY株式:18300-18600ドルのレンジ取引が続きそう

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

7日のNY市場はまちまち。携帯端末のアップルが開催する新製品発表会や地区連銀経済報告(ベージュブック)を午後に控えるなか、朝方から小動きに推移。ベージュブックでは大半の地区で緩やかなペースで経済が拡大したものの、大統領選挙が一部企業の経済活動に影響を与えるとの認識が示され、小幅な値動きに終始する展開となった。ダウ平均は11.98ドル安の18526.14、ナスダックは8.02ポイント高の5283.93。

NYダウは25日線を挟んでのこう着が続いており、25日線を挟んだ18300-18600ドルのレンジ取引が続きそうである。経済指標では新規失業保険申請件数(先週)、消費者信頼感指数(先週)、消費者信用残高(7月)が予定されている。このところは一部の経済指標が弱い内容となり、利上げ観測が後退する流れが続いている。それでも9月利上げの可能性は残されているとみる向きもあり、9月20日・21日の米連邦公開市場委員会(FOMC)までは強弱感が対立しやすい局面がありそうだ。

その他、欧州市場は小幅な上昇で推移している。ECB理事会では債券買い入れ策の期限延長の是非を判断するが、一部では株式購入を始めるとの見方もあるようである。

《TM》

 提供:フィスコ

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