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【特集】アトラエ Research Memo(11):新規事業拡大のために内部留保の充実を優先、業績拡大による株価上昇で報いる

アトラエ <日足> 「株探」多機能チャートより

■株主還元

アトラエ<6194>は、現在は成長過程にあると考えており、将来の事業展開に即応できる財務体質の強化を重要課題として位置付けている。このため、経営基盤の安定化を図るために内部留保を充実させ、新規事業の早期展開、事業拡大、事業効率化のために投資を行い、業績拡大による企業価値向上(株価の上昇)を図ることが、株主に対する最大の利益還元につながると判断しており、配当は基本的に行わない方針だ。

長期的な目標として、HR以外の領域で、Technologyによって価値を生み出すことができ得る領域へ事業展開することにより、日本を代表するグローバルカンパニーとして世界中の人々から必要とされる存在になることを目指としていることからすると、充分に成長したという経営判断が下されるには時間がかかると考えられ、配当金の支払に関しては、東証1部上場の記念配当のような場合を除き、行わないと見られる。ただ、同社の収益性、成長性を評価し株価水準が高いため、投資価額を引き下げるような株式分割が行われることも考えられる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正 )

《HN》

 提供:フィスコ

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