【特集】決算マイナス・インパクト銘柄 … イハラケミ、サムコ、トーホー　(9月7日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある銘柄である。株価が決算発表前日の9月6日から7日の決算発表を経て8日9時27分現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.4　イハラケミ <4989>
　16年10月期第3四半期累計(15年11月-16年7月)の連結経常利益は前年同期比23.5％減の35.5億円に減ったが、通期計画の35億円に対する進捗率が101.4％とすでに上回り、さらに5年平均の80.9％も超えた。

▲No.5　ながの東急 <9829>
　17年1月期第2四半期累計(2-7月)の連結経常損益は0.4億円の赤字(前年同期は0.3億円の赤字)に赤字幅が拡大した。

▲No.6　トーホー <8142>
　17年1月期の連結営業利益を従来予想の30億円→29億円(前期は27.4億円)に3.3％下方修正し、増益率が9.4％増→5.8％増に縮小する見通しとなった。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<2163> アルトナー 　　ＪＱ　　 -4.20 　　9/ 7　　上期　　　　3.74
<6387> サムコ 　　　　東１　　 -2.70 　　9/ 7　本決算　　　 33.33
<3524> 日東網 　　　　東１　　 -2.56 　　9/ 7　　　1Q　　　　2.03
<4989> イハラケミ 　　東１　　 -1.75 　　9/ 7　　　3Q　　　-23.52
<9829> ながの東急 　　ＪＱ　　 -1.00 　　9/ 7　　上期　　　　赤拡

<8142> トーホー 　　　東１　　 -0.61 　　9/ 7　　上期　　　 38.46
<8842> 楽天地 　　　　東１　　 -0.21 　　9/ 7　　上期　　　-22.98

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした8日9時27分株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース