市場ニュース

戻る
 

【市況】NY株式:ダウは11ドル安、ベージュブック受け企業業績に警戒感

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

7日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は11.98ドル安の18526.14、ナスダックは8.02ポイント高の5283.93で取引を終了した。携帯端末のアップル(AAPL)が開催する新製品発表会や地区連銀経済報告(ベージュブック)を午後に控えて、朝方から小動き。ベージュブックでは大半の地区で緩やかなペースで経済が拡大したものの、大統領選挙が一部企業の経済活動に影響を与えるとの認識が示され、小幅な値動きに終始する展開となった。セクター別では、運輸や耐久消費財・アパレルが上昇する一方で家庭用品・パーソナル用品や食品・飲料・タバコが下落した。

スーパーマーケットのスプラウツ・ファーマーズ・マーケット(SFM)は通期見通しを引き下げ、大幅下落。ホールフーズ(WFM)やクローガー(KR)も軟調推移となった。半導体メーカーのアドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)は新株と転換社債の発行を通じて10億ドルの調達を発表し、売られた。一方で、ハードディスクのウエスタン・デジタル(WDC)は7-9月期の業績見通しを引き上げ、上昇した。

本日発表された新型iPhoneは防水・防塵仕様が施され、カメラ性能が向上した。iPhone初のステレオスピーカーが搭載され、イヤホンジャックは廃止された。日本で広く利用されている非接触ICチップ技術「FeLiCa」が搭載されたことで、日本での買い替え需要が期待できる。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均