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2016年09月08日05時20分

【注目】前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

ナイガイ <日足> 「株探」多機能チャートより

■アルファポリス <9467>  1,552円 (+300円、+24.0%) ストップ高

 6日、アルファポリス <9467> [東証M]がスマートフォン向けゲーム「THE NEW GATE(ザ・ニュー・ゲート)」の事前登録を開始したと発表したことが買い材料視された。同タイトルはシリーズ累計発行部数25万部を超える同社刊行の人気書籍「THE NEW GATE」のIPを活用した本格バトルRPG。サービス開始は16年秋を予定している。発表を受けて、「THE NEW GATE」の人気化による収益貢献に期待する買いが殺到した。

■ナイガイ <8013>  57円 (+7円、+14.0%)

 東証1部の上昇率2位。6日、靴下の製造販売を手掛けるナイガイ <8013> が業績修正を発表。17年1月期の連結営業損益を従来予想の3億2000万円→5億1000万円に59.4%上方修正し、増益率が7.4倍→12倍に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。主力の百貨店向けやネット通販の販売増加などで売上が堅調に推移する中、物流経費を中心とした販売費や仕入原価の削減が寄与し、採算が大きく改善する。

■ジェイリース <7187>  3,405円 (+355円、+11.6%)

 ジェイリース <7187> [東証M]が後場急伸して3日続伸。7日に、1株につき2株の割合で株式分割を実施すると発表したことが買い材料視された。基準日は9月30日。投資単位当たりの金額を引き下げることにより、投資家層の拡大と株式の流動性の向上を図る。なお、デジタルガレージ <4819> の子会社で決済事業を手掛けるベリトランスと、不動産賃貸借における各種資金決済を対象としたクレジットカード決済サービスの提供を目的とする基本合意契約を締結したことも発表した。

■テックファム <3625>  2,424円 (+231円、+10.5%)

 テックファームホールディングス <3625> が反発。7日付の日本経済新聞で「米アップルはソニー子会社と組み、来年中に日本でスマートフォン(スマホ)を使った決済サービス『アップルペイ』を始める」と報じられたことを受けて、FeliCa(フェリカ)対応のクーポンアプリなどの開発を手掛ける同社にビジネスチャンス拡大の期待が高まったようだ。アップルは米国現地時間7日に、新型iPhoneを発表する予定だが、フェリカの読み取り機と信号をやり取りする機能を搭載する見通しだという。これにより、「iPhone」を使い、店舗での支払いのほか、公共交通などさまざまな場所で決済ができるようになるとしているが、アップルペイの日本でのサービス開始は来年になる見通しだという。

■HUG <3676>  4,200円 (+290円、+7.4%)

 東証1部の上昇率6位。ハーツユナイテッドグループ <3676> が3連騰し年初来高値を更新。6日の取引終了後に提出された大量保有報告書で、JPモルガン・アセット・マネジメント(東京都千代田区)などが63万2700株(保有割合5.30%)を保有していることが明らかになっており、需給思惑が働いたもよう。なお、保有目的な純投資としている。また、7日は前引け後に、有限責任事業組合(連結対象子会社)として、EVO Japan実行委員会(東京都中央区)を設立すると発表しており、これも好材料視されたようだ。同社と連結子会社のAetas、および松竹ブロードキャスティングの3社は7月、世界最大級の格闘ゲーム大会「Evolution Championship Series」を主催する米SRKXプロダクションズ(カリフォルニア州)とパートナー契約を締結し、日本において「Evolution Championship Series:Japan(EVO Japan)」を開催することを決定したが、今回の有限責任事業組合設立は同イベントの開催や運営を目的としたもの。なお、出資比率はHUG45%、松竹ブロードキャスティング45%、Aetas10%となっている。

■楽天 <4755>  1,429円 (+96円、+7.2%)

 東証1部の上昇率8位。6日、日本経済新聞社が楽天 <4755> を10月3日付で日経平均株価の構成銘柄に新規採用すると発表したことが買い材料。10月の定期入れ替えで、市場流動性の観点から同社を採用する。日経平均連動ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、裁定取引に伴う需要発生に期待する買いが向かった。

■薬王堂 <3385>  5,190円 (+210円、+4.2%)

 薬王堂 <3385> が続伸。同社は岩手を地盤に東北5県に営業展開するドラッグストア大手。消費者の財布の紐は固く、インバウンド需要の反動もあって小売セクターに厳しい収益環境が意識されるなか、同社は日用品や食品などの品揃え強化でニーズをとらえ、好調な月次動向が評価されている。「8月の既存店売上高は前年同月比5.3%増と同業他社と比較して伸び率も際立っている」(国内中堅証券)ことから見直し機運が台頭しているようだ。

■エイチーム <3662>  1,971円 (+78円、+4.1%)

 エイチーム <3662> が続伸。同社は6日、スマートフォン向け至高のハイファンタジーRPG「ヴァルキリーコネクト」が、累計300万ダウンロードを突破したことを発表した。「ヴァルキリーコネクト」は、同社の代表作「ユニゾンリーグ」の制作スタッフが手掛ける最新作で3Dのキャラクターがオートでバトルする誰でも楽しむことができるRPG。

■ミクシィ <2121>  3,795円 (+130円、+3.6%)

 ミクシィ <2121> が3日続伸。6日の取引終了後、スマートフォンアプリ「マーベル ツムツム」の世界累計利用者数が、9月2日付で500万人を突破したと発表しており、業績への寄与を期待した買いが入った。「マーベル ツムツム」は、同社とウォルト・ディズニー・ジャパン(東京都港区)、NHN PlayArt(東京都港区)の3社で共同開発したパズルゲームアプリ。同じツムを3つ以上なぞってつなげて消していく簡単操作と、「協力プレイ要素」や「バトル要素」が盛り込まれ、友だちと一緒に2人協力でバトルを楽しめることなどが特徴という。なお、提供開始は2月24日。

■朝日インテック <7747>  4,665円 (+155円、+3.4%)

 朝日インテック <7747> が続伸。5月16日に年初来高値6480円をつけてから4ヵ月近くにわたり下値を切り下げる展開を余儀なくされてきたが、足もとは25日移動平均線上に浮上し底入れの兆しをみせた。東海東京調査センターが6日付けで同社株のレーティングを「アウトパフォーム」継続でフォロー、目標株価は前回設定の6140円から5220円に引き下げたが、時価4600円近辺からは13.5%程度上値に位置しており、リバウンド期待の買いを引き寄せた。同社はステンレスワイヤーロープなど医療器具を主力としているが、国内外で高水準の需要を取り込み、17年6月期は営業利益段階で前期比微増の100億5300万円を会社側では計画している。これに対し同調査センターでは同109億円と、円高などの影響をこなして会社計画を上回ると予想しており、増額期待が買いの手掛かりとなっている。

■日本金銭機械 <6418>  1,272円 (+41円、+3.3%)

 6日、日本金銭機械 <6418> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.11%にあたる30万株(金額で3億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は9月8日から10月7日まで。同時に、17年3月期の連結経常利益を従来予想の15億円→11.3億円に24.7%下方修正し、一転して1.1%減益見通しとなったが売り材料視されなかった。

■東京ガス <9531>  466.7円 (+13円、+2.9%)

 東京ガス <9531> が4日続伸。6日付でみずほ証券が投資判断「中立」を継続ながら目標株価を420円から440円へ引き上げた。為替前提の円高方向での見直しなどから17年3月期は通期連結営業利益で会社側計画の480億円(前期1920億800万円)に対して従来予想の487億円から561億円へ、18年3月期を952億円から995億円へ引き上げている。

■すかいらーく <3197>  1,339円 (+30円、+2.3%)

 すかいらーく <3197> が堅調。同社は6日の大引け後に8月度の既存店売上高を発表、グループ合計で前年同月比4.3%減となったが前年の8月よりも週末日数が2日少なかったことが影響しており、悪材料視されていない。スペシャリティブランドについては、引き続き、客単価上昇が既存店の成長を牽引している。

■ALサービス <3085>  3,150円 (+70円、+2.3%)

 アークランドサービスホールディングス <3085> が続伸。大和証券は6日、同社株のレーティングを新規「2(アウトパフォーム)」でカバレッジを開始した。目標株価は3700円としている。同社は、とんかつ・かつ丼専門店「かつや」を展開。注目点として、(1)「かつや」に次ぐ第2ブランド「からやま」のフォーマットが確立したことで今後、新規出店の加速が見込まれること、(2)既存店売上高はプラス傾向で安定した推移が続くと見込まれること、(3)25年の売上高1000億円達成に向け事業拡大意欲が高まっていること――を挙げた。同証券では、16年12月期の連結営業利益は33億9000万円(会社予想32億5000万円)、17年12月期は同40億2000万円、18年12月期は49億4000万円を見込んでいる。

■大塚商会 <4768>  4,770円 (+100円、+2.1%)

 大塚商会 <4768> が7日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が6日付のリポートで、目標株価を5750円から5650円へ引き下げた一方、レーティングを「ニュートラル」から「オーバーウエイト」へ引き上げたことが好感された。株価は4月以降の需給要因や16年12月期上期営業利益が会社計画を下回ったことなどで調整が進んでいた。ただ、国内のIT投資が堅調であることや、第2四半期で成約に至らなかった商談の刈り取りが可能とみることなどを背景に第3四半期は同13%増と見込んでおり、短期的な見直しのきっかけになる可能性があるとしている。

■旭硝子 <5201>  654円 (+13円、+2.0%)

 旭硝子 <5201> が続伸。6日の取引終了後、欧州のバイオ医薬品製造受託業(CMO)大手の独バイオミーバ社(ハイデルベルク市)を買収したと発表しており、業容拡大を期待した買いが入った。バイオミーバ社は、微生物発現系を用いたバイオ医薬品の開発・製造受託サービスを1993年から手掛ける業界大手。旭硝子では、ライフサイエンス事業を戦略事業の一つと位置づけているが、今回の買収により旭硝子の大量生産能力とバイオミーバ社の開発技術を融合することで、プロセス開発から商業生産向け原薬供給まで幅広いサービスを提供する新たなグローバルバイオCMOが誕生すると期待されている。

■川崎汽船 <9107>  265円 (+3円、+1.2%)

 JPモルガン証券は5日、韓国の海運最大手で保有船腹量で世界7位の韓進(ハンジン)海運が経営破綻したことに対して、世界の海運会社に与える影響は「短期的にはポジティブ」と分析。ただし「一過性要因に過ぎず中長期的影響は限定的」とも指摘している。韓進海運の経営破綻を受け、同社運行船が世界各地で差し押さえられたり、入港できない状況に陥っている。同社運航船の稼働停止により、世界のコンテナ船需給は引き締まっている。特に、9月は欧米航路の繁忙期であり、同社の破綻は「市況回復の追い風」になるとみられる。このため、短期的には海運会社にポジティブで7-9月期と10-12月期の利益押し上げ要因となるとみている。日系3社のコンテナ船エクスポージャーの順位は川崎汽船 <9107> 、商船三井 <9104> 、日本郵船 <9101> 。ただ、川崎汽は韓海海運と同じアライアンスに入っていたため一定の影響も受けるだろう、という。韓海海運の法的手続きが決まらなければ、コンテナ業界への影響が数ヵ月続く可能性はある。もっとも、「こうした異常事態はいずれ収束するので、市況への影響は一過性に終わるだろう」とみている。

※7日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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