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【市況】7日の中国本土市場概況:上海総合0.04%高と4日続伸、インフラ関連しっかり

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

7日の中国本土市場は小幅ながら値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比1.22ポイント(0.04%)高の3091.93ポイントと4日続伸した。上海A株指数も上昇し、1.26ポイント(0.04%)高の3236.77ポイントで引けている。外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数は0.36ポイント(0.10%)高の356.01ポイント、深センB株指数は8.30ポイント(0.70%)高の1195.77ポイントで終了した。

政策期待が追い風。今週に開催された国務院常務会議では、財政出動を一段と強化する方針が改めて示された。ただ、上値は重い。明日から来週にかけて、8月の重要経済指標が集中して公表されるため(8日に貿易統計、9日に物価統計、13日に鉱工業生産や小売売上高、固定資産投資、15日までに金融統計など)、結果を見極めたいとするスタンスが強まった。指数はマイナス圏に沈む場面もみられている。

業種別では、ゼネコンや建機などのインフラ関連株が高い。中国建築(601668/SH)が2.3%、中国交通建設(601800/SH)が1.8%、三一重工(600031/SH)が2.6%ずつ上昇した。素材関連株もしっかり。銀行株や保険株、自動車株、水道や発電の公益株なども物色された。

一方、石油や石炭のエネルギー株はさえない。証券株や不動産株、消費関連株の一角も弱含んだ。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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