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【通貨】東京為替:ドル急落、日銀の総括検証に不透明感

ドル円 <5分足> 「株探」多機能チャートより

7日午前の東京外為市場では、ドル・円は101円前半まで急落した。日銀の総括検証に不透明感が広がり、日経平均株価の下落を手がかりにドル売りが強まった。ドル・円は、前日発表されたISM非製造業業況指数が低調となり、米国市場で大きく下げた流れを受け継ぎ、東京市場では102円付近で寄り付いた。また、日銀の総括検証について調整が難航しているとの報道で株価の下落をきっかけにドル・円は一時101円20銭まで下落。

一方で、ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁の「利上げの過度の先送りは不均衡のリスク」「より早期の利上げが合理的」との引き締めに積極的な見解で下げ止まったようだ。また、日経平均の下げ幅縮小もドル売りを弱める要因となった。

ランチタイムの日経平均先物は弱含みが続いており、ドル・円は目先も101
円台での取引となろう。ただ、値ごろ感に伴う押し目買いの需要が高く、日本株の下げ幅が縮小されれば102円を目指す展開となるだろう。

ここまでドル・円は101円20銭から102円13銭、ユーロ・円は113円82銭から114円89銭、ユーロ・ドルは1.1241ドルから1.1258ドルで推移した。





【要人発言】

・ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁
「利上げの過度の先送りは不均衡のリスク」
「より早期の利上げが合理的」

・トルコ中銀総裁
「政策金利の引き下げは物価の安定が必要」



【経済指標】

・豪・4-6月期GDP:前年比+3.3%(予想:+3.3%、1-3月期:+3.1%)

《MK》

 提供:フィスコ

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