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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 16,800円~17,100円。 

 米ダウ平均は、この日発表のISM非製造業景況指数が市場予想を下回り、景気減速懸念からマイナス圏に沈む場面も見られたが、経済指標悪化により月内の利上げが見送られると好感する動きや、原油価格の反発にポジティブな反応が見られ、終盤は買い優勢から指数はプラス圏に浮上して取引を終了。ただ、シカゴの日経平均先物は、為替市場でドルが大きく売られたことを嫌気し、大証の終値に比べ(日中比)135円安と大幅下落で取引を終えていることから、東京市場の朝方は売り先行により17,000円の大台を割り込んでの取引開始となりそうだ。

 一巡後は、日経平均の大台越えで達成感から利益確定の売りが出易い状況のなか、ドルが対円で101円台を記録するなど、海外時間で急速に円高基調が高まっていることから、輸出関連セクターを中心に調整色を強める公算で、内需関連にもポジションを縮小する動きが想定されることから、マーケットは終始軟調な値動きが予想される。

 但し、週末のSQ前に利食い売りによる一服感が出るには丁度いい頃合いで、イギリスの国民投票後の年初来安値以降、7月高値(16,938円)・8月高値(16,943円)・9月高値(17,156円)と、高値が切り上がる上昇波動は継続していることから、直近3か月で一番出来高の多い価格帯である、16,700円前後では押し目買いが入り易いだろう。

 テクニカル的に、下値支持線である200日移動平均線(17,008円)を下抜いてくることが推測されることから、本日の取引では25日移動平均線(16,676円)が次の支持線として意識されそうで、上値は17,000円の大台が上値メドとなりそうである。

 新興市場のジャスダック平均は、一目均衡表の転換線(2,464ポイント)が目先の下値メドと見られそうで、マザーズ指数は、25日移動平均線(916ポイント)が下値支持線となりそうだ。

 本日の予想レンジ 16,800円~17,100円。(ストック・データバンク 編集部)

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