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【通貨】東京為替:ドル・円は103円53銭付近、内閣参与の発言に反応

ドル円 <5分足> 「株探」多機能チャートより

6日午前の東京外為市場ではドル・円は103円53銭付近。浜田内閣官房参与が日銀の追加金融緩和に否定的な見解を示したことに反応。ドル・円は103円40銭台で寄り付いた後、日経平均株価のプラス圏推移を背景に103円半ばで底堅い値動きが続いた。また、今日10時半に発表された4-6月期のオーストラリア経常収支の改善を受けた豪ドル・円の上昇で、ドルは一時103円81銭まで値を上げた。

ただ、浜田内閣官房参与が今月20-21日開催の日銀金融政策決定会合と連邦公開市場委員会(FOMC)を念頭に置き「日銀はFOMC前の追加金融緩和は控えるべき」と述べたことに反応し、ドルは103円70銭台から一時103円30銭台まで値を下げた。

ランチタイムの日経平均先物は底堅い値動きが続いており、目先のドル・円の一段安は想定しにくい。ただ、日米の金融政策が注目されやすいタイミングでの浜田氏発言は、ドル上昇の重石になる可能性があろう。

ここまでのドル・円は103円36銭から103円81銭、ユーロ・円は115円27銭から115円68銭、ユーロ・ドルは1.1140ドルから1.1153
ドルで推移した。

【要人発言】
・習近平中国国家主席
「混乱を乗り越えて日中両国を通常の関係に早急に戻すべき」

・浜田内閣官房参与
「日銀はFOMC前の追加金融緩和は避けるべき」

・麻生財務相
「積み上げた話がG20首脳会合で認められたのは成果」

《XH》

 提供:フィスコ

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