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【材料】ピジョンが反発、17年1月期の年間配当を増額修正

 ピジョン<7956>が反発。5日の取引終了後、従来、中間・期末各22円を予定していた17年1月期の配当について、17年8月に設立60周年を迎えることを記念して、各25円に引き上げると発表しており、これを好感した買いが入っている。これにより、年間配当は50円(従来予想44円、前期42円)となり、8円の増配となる。

 同時に発表した第2四半期累計(2~7月)連結決算は、売上高463億200万円(前年同期比0.5%減)、営業利益77億7700万円(同0.6%増)、純利益55億4500万円(同5.0%増)となった。訪日客のインバウンド消費増で、国内ベビー・ママ事業が大幅な増収となったが、海外事業および中国事業が急激な円高の進行で減収となったことが響いた。ただ、販管費の効率的な使用などで営業利益は前年同期を上回り、さらに実効税率の低下により最終利益も増益を確保した。

 17年1月期通期業績予想は、下期に一層の円高進行に伴う海外事業や中国事業における利益の減少を見込み、売上高を950億円から935億円(前期比1.4%増)へ下方修正した。ただ、国内ベビー・ママ事業における増収と利益増加などで吸収し、営業利益は150億円(同3.3%増)、純利益は104億円(同2.0%増)で据え置いた。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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