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【市況】日経平均は反発、米雇用統計を受け3ヶ月ぶり17000円台回復/相場概況

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均は反発。米8月雇用統計を受けた米株高や円安が好感され、日経平均は205円高で、取引時間中としては6月1日以来約3ヶ月ぶりに17000円台を回復してスタートした。前場はおおむね高値圏でのもみ合いが続き、一時17156.36円(前週末比230.68円高)まで上昇した。後場に入ると、円安一服とともに上げ幅をじりじりと縮める展開となり、引けにかけて17000円に接近する場面があった。今晩の米国市場等はレーバーデーの祝日で休場のため、積極的な売買は手控えられた。

大引けの日経平均は前週末比111.95円高の17037.63円となった。東証1部の売買高は17億5010万株、売買代金は1兆7400億円だった。業種別では、海運業が5%を超える上昇となったほか、電気・ガス業、鉱業が上昇率上位だった。一方、証券、その他製品、銀行業が下落率上位だった。

個別では、ソフトバンクグ<9984>、みずほ<8411>、ソニー<6758>などがしっかり。8月既存店売上高がポジティブ視されたファーストリテ<9983>や、韓国・サムスン電子の最新スマートフォン回収に絡んだ思惑が広がったTDK<6762>が4%近く上昇し、指数を押し上げた。一部証券会社の目標株価引き上げが観測された三菱商事<8058>は3%超高。また、ディスカウントストアのオーケーによる株式買い増しが判明した関西スーパ<9919>が一時ストップ高まで買われ、連日のストップ高比例配分となったノバレーゼ<2128>とともに東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、前週後半にかけて上昇していた任天堂<7974>や、村田製<6981>、野村<8604>が2%超下げたほか、三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>がさえない。トヨタ自<7203>は小安い。また、8月の既存店売上高が17ヶ月ぶり減収となったALサービス<3085>や、SRGタカミヤ<2445>、GMO<9449>などが東証1部下落率上位に並んだ。
《HK》

 提供:フィスコ

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