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【通貨】外為サマリー:1ドル104円前後で一進一退、米雇用統計受け強弱感対立

ドル円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 5日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時過ぎ時点で1ドル=103円90銭前後と前週末に比べ30銭強のドル高・円安で推移している。

 週末2日に発表された米8月雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比15万1000人増と市場予想(18万人増)を下回った。これを受け、ニューヨーク市場で一時102円80銭までドルは売られたが、下値では買い方が優勢となり一転104円31銭まで上昇した。その後、104円00銭前後で取引された。

 この日の東京市場に移ってからは一時103円69銭まで軟化する場面があったが、その後、103円90銭前後に値を戻している。米国の非農業部門雇用者の3カ月平均増加数は20万人を超えていることから、9月利上げの可能性は残るとの見方がある一方、9月は見送りとの声も出ており、強弱感は対立している。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1157ドル前後と同0.0030ドル強のユーロ安・ドル高だった。対円では1ユーロ=115円93銭前後と横ばい圏で推移している。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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