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【市況】今週の【特異日&変化日】カレンダー (9月5日-9日)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

―アノマリーが語る「上げやすい日、下げやすい日」―

 ここでの「特異日」とは、日経平均株価の日足が前日比で上げた場合を「勝ち」、下げた場合を「負け」とした時、過去10年間で「7勝以上」「7敗以上」の偏りを示す、経験則上、上昇・下落しやすい日を指します。

【前週(8月29日-9月2日)】

 前週はジャクソンホール会合におけるイエレンFRB議長発言とそれを受けた円安進行により、週明け8月29日(月)は376円高と3日ぶりに大幅反発して始まりました。

 8月31日(水)が「3勝7敗」、9月1日(木)が「7勝3敗」と正負の特異日が拮抗する中、1日には新月も重なり、相場への負の影響も懸念されましたが、それを跳ね返して上昇に転じ、1万7000円大台を射程に捉えた格好となりました。

 一目均衡表の変化日では、7月21日高値-8月12日高値の対等日が9月2日(金)に到来。この日は1円安と3日ぶりに小反落したもののほぼ横ばいで着地しました。米国雇用統計の発表を夜に控えて模様眺めムードが漂い、変化日の影響は限定的だったようです。


【今週(9月5日-9日)】

 今週は特異日が巡ってこない“無風”の週となりますが、前週2日の米雇用統計の発表を受けて、週明けに東京市場がどのような反応をみせるかが第一の注目ポイントになります。

 一方、一目均衡表の変化日では、9月7日(水)に8月26日安値から基本数値9日目、7月8日安値から同42日目、4月8日安値-6月24日安値の対等日と3つの変化日が集中しています。また、メジャーSQの9日(金)には、8月4日安値から26日目、8月12日高値-8月26日安値の対等日も到来します。週央から週末にかけて相場がどのような変化をみせるのかにも注意したいところです。

▲【 7敗以上 】
  8月31日(水) 〇3-●7

△【 7勝以上 】
  9月 1日(木) 〇7-●3

※○は「勝ち(前日比プラス)」、●は「負け(前日比マイナス)」を表し、例えば「○7-●3」は7勝3敗を意味します。

 【一目均衡表:変化日】
 9月 2日(金) 7/21H-8/12H
 9月 5日(月) 17(8/12H)
 9月 6日(火) 33(7/21H)
 9月 7日(水) 9(8/26L)、42(7/8L)、4/8L-6/24L
 9月 9日(金) 26(8/4L)、8/12H-8/26L:メジャーSQ

※9月5日の「17(8/12H)」は8月12日高値(H)から一目均衡表の基本数値17日目の到来を示す。9月2日の「7/21H-8/12HL」は7月21日高値(H)から8月12日高値(H)の日柄を8月12日から取った対等日を意味する。「L」は安値の意。

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